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令和4年第4回定例会(第3日目) 議事日程・名簿 開催日:2022-12-06
令和4年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日:2022-12-06

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  1. 石岡市議会 2022-12-06
    令和4年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日:2022-12-06


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 令和4年12月6日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(菱沼和幸君) おはようございます。ただいまの出席議員数は19名でございます。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  この際、日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  地方自治法第121条の規定に基づき、選挙管理委員会書記長・武石君の出席を求めておりますので、ご報告申し上げます。  次に、本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりでございます。  これより議事日程に入ります。             ──────────────────────  日程第1 一般質問 2 ◯議長(菱沼和幸君) 日程第1、一般質問。これより前回に引き続き市政一般に関する質問を行います。  14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 3 ◯14番(村上泰道君) 14番・村上泰道でございます。今回通告いたしました2項目について質問を一問一答でさせていただきます。  まず、皆さん本日は寝不足のところかもしれませんけれども、今回質問するに当たりまして、やはり最終的には市長判断に、最後判断をいただくということになるかと思いますが、今回今朝方、皆さんも結果はご存じだと思いますが、日本の選手たちが世界で本当に大きな結果をもたらしてくれたというふうに私は思っております。  今回の結果については、この4年間、監督をはじめ、チームはとてもマスコミを含めて批判を浴びてきたかなというふうに思っておりますが、結果として前回以上の大きな成果が得られた。これは市長の市政運営にも同じように私はかかっているというふうに思います。  結果が出るまでは、多くの批判や意見や様々な議論があるかと思います。  ただ、結果として1歩でも2歩でも進めば、市民の皆さんは市長の市政運営に対して満足するわけですし、また、理解もするわけですし、次にも、じゃあ、市長に期待しようというその大きなうねりが出てくると思います。  ただ、途中の批判に恐れて何もしない、何も進まない、そういった停滞をもし見てしまった場合、結果が本当に伴うのか。結果が伴わなかったときに頑張ったけどしようがないねって思えるのかどうか。やはり、そこには最終的にはトップの意思、強い信念、それが私は必要になってくるというふうに思います。  大きな目標を達成するためには1人では達成できない。ここにいる執行部の皆さん、それが同じ方向を向いて市政運営に石岡市のためにその思いで大きく皆さんで、そして、議会としても協力できるところは協力しながら私は運営していく、その姿勢が大事なのかなというの今朝方、強く思いながら今日は質問に入らせていただきたい、そのように思います。  それでは、質問項目の第1でございます。
     農業用廃プラスチック回収事業についてをお尋ねいたします。  この事業につきましては、農業従事者の方というのは廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、自らの従事によって発生したこの農業用のプラスチック類、こちらの適正な処理が義務づけられております。  そこで、石岡市としてはこの使用済みの農業用廃プラスチックを回収する事業を行っておりますが、まず、この事業の概要についてをお尋ねいたします。 4 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 5 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。農業用廃プラスチック回収事業の概要でございますが、こちらの事業は市やJAなどが構成員になっております石岡市農業用廃プラスチック適正処理推進協議会が実施主体となって行っているもので、農業によって生じる廃棄物のうちパイプハウス用ビニールマルチシート園芸用育苗トレイ育苗ポット等廃プラスチック、廃ビニールをリサイクルすることを目的として実施している事業でございます。  石岡市では年3回、回収を行っており、八郷地区が7月と10月の2回、石岡地区が2月の1回となってございます。  回収会場を八郷地区と石岡地区に分けてはおりますが、市内農業者であればどちらの会場でも受入れ可能となっております。  以上でございます。 6 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 7 ◯14番(村上泰道君) ただいま部長から概要についてご説明いただきました。  先ほど、農業従事者の方がこの使用済みのプラスチックの処理が義務づけられているという中で、この回収事業が運営されておるわけですけれども、もちろん義務づけされているというところから回収を行っておるわけですけれども、このプラスチック類の回収を行政中心として今農協さんということで構成員になっている適正処理の推進協議会が運営されているということでお話しいただきましたが、この回収の事業の効果について、農業従事者の方が個人で処理するのではなくて、行政を中心にこういったプラスチック類を回収する効果について、どのようなものがあるのかをご説明いただきたいと思います。 8 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 9 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。事業の効果といたしましては、廃プラスチック、廃ビニールをリサイクルに回せることや農地で野焼きや不法投棄の防止などが効果として挙げられると思っております。  以上でございます。 10 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 11 ◯14番(村上泰道君) ただいま野焼きや回収のリサイクルということで環境問題への対応というのがやはり大きな事業効果として挙げられているというご説明をいただきました。  それでは、この使用済み廃プラスチックの回収量の推移、近年についてどのような推移があるのか、回収実績についてご説明をいただきたいというふうに思います。 12 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 13 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。平成29年度からとなりますが、平成29年度は農業用ポリエチレン4万1,300キロ、農業用塩化ビニール5,300キロ、計4万6,600キロ。  平成30年度は農業用ポリエチレン3万6,400キロ、農業用塩化ビニール5,100キロ、計4万1,500キロ。  令和元年度は農業用ポリエチレン3万4,632キロ、農業用塩化ビニール4,222キロ、計3万8,854キロ。  令和2年度は農業用ポリエチレン3万7,382キロ、農業用塩化ビニール4,800キロ、計4万2,182キロ。  令和3年度は農業用ポリエチレン2万7,511キロ、農業用塩化ビニール3,038キロ、計3万549キロとなってございます。  以上でございます。 14 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 15 ◯14番(村上泰道君) ただいまのご説明をいただきまして、この廃プラスチックの回収については市のほうでもホームページに出ておりますけれども、今ありましたように農業用塩化ビニール農業用ポリエチレンということで2種類回収の対象があるということで、それぞれの回収量についてご説明いただきました。  平成29年からの対比ということでただいまの数字をいただきましたけれども、平成29年の実績値数を大体100といたしますと、30年、令和元年、令和2年は大体90%程度の推移、ただ、令和3年になりますと7割弱ということで、回収量が急激に下がってしまっているというような傾向が今のご説明で理解することができました。  この回収の実績というのがどの程度なのか、市場に出回っている農業用のこのプラスチック類に対して一番最初にも確認いたしましたが、こちらについてはリサイクルや環境に関する対応から回収事業を行っているというご説明でしたけれども、実際に市場に出回っているものからどのぐらいがこの回収に対応されているのか。  ただ、難しいのはあくまでも農業従事者の方々の回収事業でありますので、例えば個人で農園を楽しむ方とか、家庭用のものというのは対象外でありますので、なかなか難しいかなというふうには思いますけれども、実際どの程度市場に対してこの回収されているのがもし把握できているのであれば、また、この回収されたものが実際どのような活用をされていくのか、その辺り、現状の分析がされておるのであればご説明をいただきたいというふうに思います。 16 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 17 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。市内の農業用廃プラスチックの回収率でございますが、市内農業者の資材の購入先が市内のJAのほか、市内外のホームセンター等、様々な購入先がございまして、市として回収率を出すことは難しいことから、参考といたしまして茨城県全体の回収された農業用塩化ビニール農業用ポリエチレンリサイクル率について申し上げさせていただきます。  平成28年度が回収量4,512トン中4,151トンで、リサイクル率が92%。  平成30年度は回収量5,078トン中4,672トンで、リサイクル率が92%。  令和2年度は回収量6,287トン中6,098トンで、リサイクル率が97%と回収されたほとんどのものは再生利用をされているところでございまして、活用といたしまして処理をされ、再度農業用塩化ビニール農業用ポリエチレン等にも活用をされているものと認識をしているところでございます。  以上でございます。 18 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 19 ◯14番(村上泰道君) やはり市場量からどの程度回収されているのか、なかなか分析が難しいということは理解いたしました。  回収されたものは、ただ、ほとんどがリサイクルに回されているということでありましたので、この事業のそういう意味では、回収という事業が達成されたときには、やはり最初の大きな目的である環境対策の再利用ということには大変有効な事業だということは理解ができました。  そこで、次に、回収の負担金についてお伺いいたしますが、市のホームページ等も出ておりますけれども、回収負担金について、キロ当たり幾らということで記載がされております。  毎年この数字、変わっているようでありますので、この回収の負担金の変化について、こちらのご説明をいただきたいと思います。 20 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 21 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。平成29年度からとなりますが、農業用ポリエチレンは1キロ当たり27.1円、平成30年度は25.68円、令和元年度は33円、令和2年度と令和3年度は62円、令和4年度は60円となってございます。  次に、農業用塩化ビニールは、平成29年度と平成30年度は重量によらず軽トラ1台当たり1,0000円、普通トラック1台2,000円、令和元年度は1キロ当たり10円、令和2年度と令和3年度は55円、令和4年度は56円となってございます。  以上でございます。 22 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 23 ◯14番(村上泰道君) ただいまご説明いただきましたように回収量のほぼ9割を占める農業用ポリエチレンについて近年、ご説明いただいたように令和2年を境に大幅に負担金が増額していると。  従前は説明、この事業の概要がホームページ出ておりますが、キロ当たり軽トラ1台分約350キロで大体8,000円から9,000円程度であったものが、ここ近年は2万円から2万1,000円程度に増額されてしまっていると。  塩化ビニールについてはやはり説明ありましたように軽トラ1台分1,000円、2,000円程度であったものが、やはり1台350キロ当たりに直しますと2万円ということで、これも大幅な金額の負担増というふうになっております。  ここで、先ほど回収量について県全体でのご説明をいただきました。  近年、増加傾向にあるのかなと、先ほど3年分遡っていただきましたけれども、4,500、5,000、6,200ということで県全体としては回収量が上がっている中で、一番最初に戻りますけれども、ただ、令和3年度の数字が出ていなかったかなというふうに思いますので、どうかちょっと詳細分かりませんが、石岡市、回収が令和2年が4万2,182キロであったものが、令和3年が3万549キロということで、平成29年比申し上げますと7割弱まで減少してしまっている。この要因が純粋に農業従事者の方の農業用プラスチックの使用量の減なのか。または数字だけ見ますと負担金が急激に上がってしまったので、今まで1台1万円弱程度であったものが2万円を超えてしまう可能性があった中で、この回収事業に少しためらってしまっているのか、この辺りは推しはかることはできません。  市場量がもしかすると急激に減っているのかもしれないですし、そこの分析ができないので、ただ、詳細な判断はできないかもしれませんが、この負担金の増と回収の減のこの要因について、やはり詳細な分析が必要なのかなというふうに感じます。  今回この事業について調べるに当たって、周辺自治体についても同じような事業が県の取組でありましたので調べてみました。  周辺自治体では、負担金について一定の補助を出しながら補助額が急激に上がったということに対しての緩和措置を実施している自治体やそもそも負担金が石岡の大体6割から8割程度の自治体も周辺にはあるようです。  石岡程度の自治体もありますので、決して石岡だけが突出して高いというわけではないですけれども、周辺自治体ではこの負担金、処理について石岡よりも安く済んでいる自治体があるようでございますけれども、周辺自治体の状況について、もし把握している部分があればご説明をお願いいたします。 24 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 25 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。周辺自治体の負担の状況でございますが、他市町村の状況といたしましては、県南地区で申し上げさせていただきますと牛久市、稲敷市、龍ケ崎市等が処理に関わる農家負担金の一部を市が負担を行っております。  例といたしまして、牛久市では種類、排出量を問わず年間一律2,000円の負担のみとなっている状況にございます。  以上でございます。 26 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 27 ◯14番(村上泰道君) ありがとうございます。  これは全て、ただいまの県南地区ということでありましたけれども、近隣の小美玉さんでは、そもそも負担金が急激に上がった理由というのをちょっと確認しないといけないかなというふうに思うんですが、調べたところ様々な要因があるかなと思いますが、負担金が令和2年を境に大幅な増額となってしまった要因について、こちらについてまずご説明をいただきたいと思います。 28 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 29 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。令和2年以前につきましては、廃プラスチックを回収してございます農林振興公社が余剰金も活用しながら低価格での回収を行ってございました。  しかし、この余剰金が底をついてしまったこと、それから、リサイクルの売り先であった中国等への外国に輸出ができなくなったことで売却収入がなくなってしまい、さらなる増額の要因となったところでございます。  以上でございます。 30 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 31 ◯14番(村上泰道君) 先ほど、前の質問で回収後のリサイクル率は90%を超えているということでありましたが、従前は海外への輸出等、そういう意味ではリサイクルの活用が大幅にされていたところがなかなか活用ができないというところで負担金が増になってしまったということでご説明いただきました。  そこで戻りますけれども、この負担金について、やはりある一定程度の処理費用というのは使用者負担でありますので仕方がない部分ありますが、急激なやはり倍近い金額の増ということに対して、小美玉さんでは時限的でありますが2年ですか、金額の増を抑えるために負担金を出されているようであります。  また、ご説明いただきました県南では一部行政が負担金を担っている状況もあるというところで、この回収率とこの負担金の因果関係が必ずしもこうだというふうには言い切れませんけれども、農業従事者の気持ちですよね、今まで8,000円、9,000円だったトラック1杯分だったものが2万円に変わってしまう。これが年1回、回収量にもそれぞれ変わりますけれども、年数回やった場合のその金額的な負担、実務としての現金としての負担ですので、その負担とやはり回収に対する気持ち、この部分に、あるいは急激な変化があった場合、なかなか今まで持っていったという行動について押しとどまってしまうのではないかというおそれが感じられてしまいます。  これは正確な情報かどうか分かりませんけれども、やはり本来この回収事業の目的がリサイクルや野焼きや河川への不法投棄の防止を目的としている中で、回収に回らずに一般のごみに紛れ込んでしまってあったり、野焼きに回されてしまったりという可能性がやはり考えられると。  今まで回収されていたものが令和2年、令和3年では1万2,000キロも回収されていない。じゃ、この差は一体どこへ行ってしまったんですかといったときに単純に不思議に思うわけです。  これが純粋に令和2年から令和3年にかけては農業用プラスチックが市場で使われていないので回収されていないのか、使われていたけれど回収に回ってこない、じゃ、その差は一体どこに行ってしまったんでしょうかといったときにこの回収事業に係る負担金がどうしても大きいので、純粋に回収作業に回ってこなかったのではないかという推測がなされるわけであります。  また、この事業の目的がリサイクルや野焼きや不法投棄に対する環境対策の部分でもあるのであれば、このキロに対してどの程度が適正な量か分かりませんけれども、令和2年と令和3年の回収の差額が例えば1万キロ違うわけですけれども、1万キロに対してキロ10円の負担をしたとしても10万円ですよ。キロ100円の負担をしたとしても、これ、1万キロですから100万円です。  これが適正な支援かどうか分かりませんけれども、1万キロをキロ10円で回収するのに10円の負担なのか100円の負担か分かりませんけれども、この辺り、多少行政負担というか、行っても年間300億を超える予算を石岡市、担っているわけですけれども、農業従事者の方々のこういった支援に対して少し目をかけても私はいいのではないかなというふうに率直に今回この事業を調べた中で感じるところがありました。  そこで、最後にこの負担金について、特にこの事業の継続性や先ほど本来であればリサイクルしたものが海外に輸出しながらリサイクルに活用されていたものが、そのリサイクル先がやはりなかなかなくなってしまったということでこの事業の存続というのも本当に難しいところかもしれませんけれども、この事業の今後の方針やこの負担金に対しての当市の考え方についてお伺いをしたいと思います。 32 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 33 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。新型コロナウイルスからの回復による燃油需要の増加、そして、円安等の影響により農業に対する燃料費や資材に至るまで、多くが値上がりしている状況にございます。  そのような状況の中で、農業従事者農業用廃プラスチック回収負担も値上がりしておりますので、農家にとりましては、議員おっしゃるとおり大きな負担となっていることも認識しているところでございます。  農業用廃プラスチックが適正に処理されず野焼きが行われる場合には、環境が汚染されるほか、火災にも発展してしまう場合もございます。  そのため、この回収事業によるリサイクルはとても重要であり、野焼きや不法投棄の防止のほか、適正に処理してもらえるよう周知の徹底をするとともに支援策についても検討をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 34 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 35 ◯14番(村上泰道君) 今回定例会の初日でありますが、農業従事者の方への燃料負担金ということでコロナ対策の補助金が出たところでありますが、あくまでもあれは緊急的な対応ということであります。  農業従事者の方々への様々な支援策がある中ではありますが、この環境対策ということの観点から少しでもこういった回収に対して協力をしてくださる農家の方、回収処理は義務ではあるので、それが適切に、直接どこかの回収処理に持っていくという場合もありますけれども、この石岡市の回収事業が活用されるとか、よりこの事業の本来の目的である環境対策ということに対して一定の効果を求めるのであればやはり一定の支援策が私は求められるんではないかというふうに感じております。  そこで、最後に市長にお伺いしますが、事業全体としては本当に環境対策としては本当に一部かもしれないですけれども、しっかり真面目に回収に取り組んでおられる農業従事者の方々へ少しでも負担の軽減を図るため、他市でも導入されている負担金の市の支援についてぜひ取り組んでいただきたいというふうに思いますが、市長のご見解をお伺いいたします。 36 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 37 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。農業用廃プラスチック回収事業につきましては、農家負担金も値上がりしており、多くの農業者が苦しい状況にあると認識しております。  廃プラスチック回収事業は、農業とは切り離すことのできないものである、そのほか、リサイクルの推進はSDGsに掲げられております目標の1つでもあります。  そのため、本市の農業発展のため、また、環境対策など議員ご提案の内容も踏まえまして、必要な施策の検討と事業の実施を行ってまいりたいと考えております。 38 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕
    39 ◯14番(村上泰道君) 今年度の令和4年度の回収事業というのは6月と10月で2回終わっています。  令和5年の1月から2月にかけて本年度の第3回目が予定されているということで掲示もございました。  今年度事業を急に負担金も変更するということは難しいかもしれませんけれども、ぜひとも次年度以降のこの事業の継続、また、市長からもご答弁いただきましたが、現場で真面目に取り組んでいる方々の負担を少しでも軽減していただけるように、この事業、今後のよりよい事業の継続に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。  以上で、第1項目を終わりにいたします。  続きまして、第2項目ということで、小学校・中学校費における学校管理費の予算化についてということで質問をさせていただきます。  この質問につきましては、6月の議会でも取上げをさせていただきました。  同様な内容でありましたけれども、各学校からの予算要望についてどのようなタイムスケジュールや取組について行政のほうで対応されているのかということで確認をさせていただきました。  前回この質問をさせていただいた中で、どういった予算の流れなのかということを確認しております。  例年としては校長会のほうが中心となって各学校の予算要望を取りまとめて、その後、教育委員会と打ち合わせた後、11月に市長宛てに提出する流れということで伺っております。  そこで、今年度、令和4年度のこの各学校からの要望について、どのような聞き取りがなされたのか、その状況についてご説明をいただきたいと思います。 40 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 41 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。各学校からの聞き取り状況でございますが、議員から今お話ありましたとおり、例年、次年度に向けての学校教育予算要望に関しましては、校長会を中心に教育研究会、小学校体育連盟、中学校体育連盟等で組織される学校教育予算要望特別委員会、こちらが各学校の共通の課題解決に向けたものであるとか、各校個別の事情によるものなどをアンケートや会議を通して取りまとめまして市長宛てに要望する流れとなっております。  今年度につきましても、7月と10月に教育委員会の事務レベルで要望に対する聞き取りを各校と行いまして、改めて10月27日に校長会から市長宛てに要望書をいただいているところでございます。 42 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 43 ◯14番(村上泰道君) 今年も例年どおりの流れの中で各学校からの聞き取りがなされて、市長宛てに要望書が出されたということでございます。  そこで、各学校から具体的にどのような要望内容が出されたのかということでお伺いいたします。  前回もお伺いしましたが、もちろん学校関連の予算には本当に年次計画を立てながらできるものや瞬間的に必要な学校関連の予算等、様々ございます。  その中で、具体的にどのようなものが出されたのか。毎年出されているものについては、毎年出されているということがまず、そもそもおかしいんですけれども、毎年要望が出されているものが多いのか、瞬間的に様々な要因がある中で今年度新規に出されたものなのか、どういった要望内容であったのか、内容についてお伺いいたします。 44 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 45 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。まず、新規の要望内容の主なものでございますが、大規模校で全クラスが一度に使用できるWi-Fi環境の整備、それから、タブレット端末が故障した際の予備機の増、それから、修理費の確保、それから、防犯門扉の設置であるとか、インターホンの設置などがございました。  継続して出されている要望の内容としましては、草刈りや整地などの業者委託、特別教室へのエアコンの設置、電話回線の増設及び留守番電話機能つき転送機能、ナンバーディスプレイ機能のついた電話機の設置、製本機能つきの性能のよい印刷機の導入、特別教室、体育館へのWi-Fi環境の整備、各クラス1台の端末収納庫の設置、各教室に電子黒板の設置をしてほしい、それから、トイレの洋式化の継続、施設設備修繕費の増額、普通教室の机や椅子の補充、その他人的配置で校務員の配置などに関する要望等がございました。  継続して要望を出されているのは、実際にどういう状況なのかなというところでのお話なんですけれども、継続要望の中の部分についても、草刈りや整地などの業者委託や施設整備の修繕など、当然実施をしたり増額などに少しでもということで努力をしているものもございますが、やはりなかなか十分なところまでは行かずに増額の要望が継続してなされている状況もございます。  限られた財源の中で、なかなか全て実施するということが困難な状況には現実としてございます。  計画的に特別教室のエアコンの設置であったりとか、トイレの洋式化なども行っているところでございます。  今後も、その年によって若干優先順位等も変わってきますので、優先順位など学校現場のほうと調整を取りながら計画的、効果的な執行に努めてまいりたいと考えてございます。 46 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 47 ◯14番(村上泰道君) 要望内容について、詳細にご説明をいただきました。  大規模予算が伴うものについては、やはり予算の確保というのは、瞬間的に秋に出されたので翌年度ということで難しい部分もあろうかと思いますが、継続で出された案件が本当に今部長答弁あったようにざっと10を超える案件がさらっと出てきて、しかもこれが毎年継続ということは、各現場では解消されないと。  ただ、その中でも特別教室へのエアコンや今回はふるさと納税を使った電子黒板の導入とかありましたし、トイレの洋式化については前回もご説明いただきましたが、こちらも目標75%に向けて順次取り組んでいるということでありますので、確かに継続して取り組んでいるものもあるということも理解をしております。  ただ、学校の環境整備に向けた本当に細かいものについて、例えば学校のWi-Fi環境をしっかりやってくれとか、特別教室に全部にエアコンつけてくれというと本当に大きな予算かかる部分がこれは理解ができます。  ただ、今回通常の行政への要望書等も出ていましたけれども、草刈り業務やそういった、今はありませんでしたけれども電話の導入であったりとか、教育予算なので教材を各学校で追加で導入したいというようなものについて、なかなか予算がつかないので独自の教材等について取り組めない等の話を伺います。そういったものについて、本当に予算化が難しいんですかというのを感じます。  先ほども申しましたけれども、何千万というかかるものではなくて、本当にちょっとお金をかければその環境が劇的に改善されるものについて、本当にその予算を確保することができないほど石岡の教育予算に対する困窮というか、そんな状況なんですかというのを毎年継続的な要望が出るのを見れば見るほど感じてしまいます。  我慢しなければいけないところというのも理解できますが、その我慢が結局1年を過ぎてしまえば、その子たちにとっては1年間結局我慢するわけで、中には結局学校を卒業してしまって、我慢しながら義務教育を終わらせてしまうということも毎年あればそういう可能性もあります。  そこで、予算化についてということで部長答弁の中で予算化についてほぼご答弁いただいたところではありますけれども、同じように積極的な予算化が必要なのではないかということで、前回も部長からもご説明ありましたように本当に十分な予算化がなかなかできていないというのはご認識いただいているというのは私も理解しております。  そこで、前回教育長には本当に予算要求、頑張ってやっていきたいということ、丁寧に対応していきたいということでご説明をいただいたところでありますが、ご答弁いただきました児島教育長、今日はおられませんので今日はちょっと市長に直接お伺いすることになりますけれども、やはり学校現場と子どもたちの教育環境の改善に向けては、本当にこれ、言葉を選ばなければけちってもしようがないと思うんですよ。やっぱり子どもたちにお金をかけない、そういったまちは将来明るくならないというふうに私は思っています。  そういうところにしっかりと予算をつけて、子どもたちを地域で育てる。市長のいう教育というところ、行政教育というところであれば、やはりこういったところにしっかり予算をつけて、ただ、予算をつけるというのは大規模の予算を無駄につけろと言っているのはなくて、本当に少額でもあるかもしれないけれども、各学校が本当に創意工夫しながら、ここにちょっとお金が欲しいんだというものを十分対応していくことが各現場の学校の先生方のモチベーションにも上がりますし、各学校の環境の改善、そこは子どもたちの学校の通える環境づくり、これが本当に大事だというふうに私思っていますので、増額要求に対して予算づけ、必要な要求を、本当に先ほど言いました、無駄なところは私は要らないと思うんだ、でも、無駄かどうかを判断した中では、本当にこれが無駄なのかというふうに判断していないか。通常の家庭や職場であれば、それ、壊れていたら直すよね、そういうの欲しかったら買うよねという、その一般的な判断が学校現場だと、いや、予算がないからというふうにはじかれてしまっていないか。  当たり前と言ってはあれですけれども、自分が家庭で例えば修繕箇所があったり、家庭の生活環境を向上させるために必要だというその感覚が学校現場では違くなっていないですかというのが私は問いたいなというふうに思います。  この現状の評価と予算化の評価についてということと、本当に十分な予算化に向けた執行部の見解というのを伺いたいというふうに思います。  まず、現状の評価については担当部長からお伺いしたいというふうに思います。 48 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 49 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えします。要望内容の現状の評価という部分についてなんですが、先ほどとの繰り返しにはなりますけれども、やはりこちらとしても努力をして、ちょっとずつつけてはいるんですが、例えばコロナによって急激にICT化が進んだりといった部分で、ほかの要望事項、ちょっとしたものという部分あるかもしれないんですが、そういったものをおいても優先しなければいけない事項が出てきたりとか、そういったところでなかなか思うように進まないところがあるのは認識してございます。  次年度へ向けての予算内容のほうについては、まだ要求中という部分もございますけれども、今もお話が出ましたような草刈りの部分であったりとか、それから、製本機能つきの部分であったり、それから、特別教室のエアコンについてであったり、そういったものについては、そのほかのものもそうなんですが、優先順位をつけながら要求のほうをしてまいりたいと考えてございます。 50 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 51 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。校長会の要望につきましては、直接に生の声をお聞きし、要望書を受け取っております。  その際、様々な意見の交換も行ってまいりました。  学校の環境整備につきましては、市としてもできる限りの予算の配慮をしておりますが、十分ではないという状況であることは認識しております。  引き続き学校と十分に連携を取り、必要な予算づけをしっかり行っていくよう指示してまいります。 52 ◯議長(菱沼和幸君) 14番・村上泰道君。                 〔14番・村上泰道君登壇〕 53 ◯14番(村上泰道君) 繰り返しになりますが、私は無駄な予算づけをしてくれということではありません。  学校の中で本当にちょっとしたこと、教材を追加で導入したいとか、コロナの対応でこういう機材を購入したい、当たり前な少額な予算について、それが現場ですぐ判断できない、そういったものが見受けられる。  そこについては本当に当たり前のように環境が整備されていくことについて、私はそこの改善をぜひ図っていただきたいというふうに思います。  先ほど、部長から急激なICT化ということについて、このコロナ禍の中で、石岡市は生徒児童に対する1人1台のタブレット導入がやはり周辺自治体と比べても本当に導入が早かったというふうに思います。  周辺自治体からは急激な変化に対して石岡市さんは1人1台早かったよねというふうに私は伺っていますし、そこについては担当課も含めて頑張った結果かなというふうに私は評価されるべきだなというふうに感じています。  そういう意味では石岡市、そういう意味では評価されていないようで見ている人は見ています。  石岡市さん早かったねとほかの自治体から、やはり議員仲間から言われると、よかったなとか、石岡もいいところあるなというそういうところで実感できますし、せっかくそうやって頑張っているんであれば、石岡市は教育にお金かけているんだ、石岡市は子どものために一生懸命やっているんだ、一番最初に戻りますけれども、やっぱり全体の意識、市長だけじゃない、教育委員会だけじゃない、石岡市行政の携わる全てのみんなが石岡には未来を担う子どもたちのためにお金をかけるんだと、やはりその意思がやはり全体で共有できることが私はすばらしい教育環境の整備につながるというふうに信じております。  ぜひ市長の教育にかける思いというのを来年度の予算について反映していただきたい、そういうふうに要望いたしまして私の質問を終わります。ありがとうございました。 54 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午前10時48分休憩             ──────────────────────                   午前11時00分再開 55 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 56 ◯21番(高野 要君) 21番・高野 要でございます。4点ほど通告に従いまして質問をさせていただきます。  初めに、南小学校の統合について伺います。  この統合問題につきましては、所管もございますし、私が質問するほどのものではございませんが、今年の5月か6月ですか、地域の住民の方々とお話しする機会がございまして、その際にお話を聞いたその内容について非常に不自然な部分が多い。これはたくさん地域の方々に迷惑をかけてしまっているんではないかということで、私もそれなりにお聞きをし調査してきたところでございます。調査というか、聞き及んできたところでございます。  そういった中で、この問題については絶対にただしておかないといけない。地域の方々が今後、迷惑を被るのか、その辺のところは分かりませんが、その辺のところをしっかりしないといけない。  そして、また、この行政が自分ですること、それを逸脱して、それが当たり前だと思ってやっているとしたら大きな問題があるんではないか。  私も4月から教育委員会の方々とお話をしてまいりました。しかしです。反省がない。  私が正しいでしょうと言っても、それは自分たちが正しい。そういうことでありましたので、今でもそうですけれども、統合問題についていろいろごたごたといえばごたごたですけれども、解決を見ないまま今日に来ていると。  それでやはり私が教育委員会に求めてまいりましたのは、統合とかそういったものは、地元の皆さんと協力を得て粛々と、そして、子どもたちとともに喜べるものではなくてはいけないと、そういうことを訴えてきたわけですが、なかなか響くものがございませんでしたので、今回質問をさせていただきます。  令和4年4月の統合を目指し、現在統合に向けての準備を進めているところかと思いますが、今年度になり名称について幾つかの問題があったことと思います。  私としても石岡市は今後も統合は進めていかなければならない計画であることは分かりますので、今回の問題は1つの大きな山場であるのではないかと思うわけです。  つまりです。今後、石岡市が統合を進めていくためには、今回の起きた問題をきちっと課題として取り組み、整理していかなければ市が進める様々な計画に対して不信感が生まれ、統合を進めていくことが困難になってしまうのではないかと思うわけです。ここです。  決して私が統合しろとか言っているわけではないのです。事務の進め方に問題があるのではと思うわけです。  今後の市の計画に対し、多くの人がこのようなことでは反対してしまう。今後の事業が進まなくなってしまうと私は考えるわけであります。  改めて、そこで南小学校の統合に向けてどのように進めてきたのか。どのように何か月間にわたって進めてきたのか。統合建設委員会等の役割について、検討委員会はどのような活動、今日まで委員会を立ち上げてやってきたのかをお伺いいたします。 57 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 58 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。統合検討委員会の役割についてでございますが、統合の時期、学校の名称、学校の統合に関する基本的事項について検討、協議を行うため、PTAの代表者、小学校の校長、地域住民の代表の方で設置された組織でございまして、統合後、円滑な学校運営が行えるように統合に関する課題等について検討を行っているものでございます。  また、その検討委員会の下部組織としましては専門部会をつくってございまして、その検討事項の詳細につきまして、例えば校名、校章、校歌、体操服などについて協議する総務・庶務部会、統合に向けた交流行事や統合後の学校のPTAなどについて協議する行事交流・PTA部会、スクールバスのルートなどについて協議する学校通学・地域連携部会など、専門的な協議を行う部会として設置してございます。 59 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 60 ◯21番(高野 要君) そこでいいです。先ほども述べていましたけど、総務・庶務部会という組織があると今おっしゃっていましたが、それはどのような団体で、どのような活動を行ってきたのか、ここでお聞きしたいんです。お伺いいたします。 61 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 62 ◯教育部長(吉澤房江君) 総務・庶務部会につきましては、先ほども申し上げましたように校名であったりとか、校章、校歌、体操服などについて協議する形を取っておりまして、同じようにPTAの代表の方、それから、小学校の校長先生であったり地域の方、そういった方がメンバーとしてございます。  協議する中でアンケートを2度ほど取っておりまして、その中で校名であったり、統合後の児童クラブの場所であったり、そういったことについて検討を重ねてまいったところでございます。 63 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 64 ◯21番(高野 要君) 今団体の活動について聞きましたが、それぞれどのような役割と権限を持っているのか。ここです。  役割と権限について、お伺いをいたします。 65 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 66 ◯教育部長(吉澤房江君) 統合検討委員会と専門部会のほうの権限、役割でございますけれども、統合検討委員会としましては、委員会で先ほど申し上げたような事項を協議、検討しまして、その検討委員会で決定した事項について教育委員会に報告を行いまして、それを受けた教育委員会がその報告内容を踏まえまして必要な予算措置であったりとか、条例、規則等の改正を行っていくものでございます。  今申し上げた総務・庶務部会の専門部会のほうですけれども、こちらの役割としましては、その部会の中で協議した事項について統合検討委員会のほうに報告をいたしまして、統合検討委員会でその内容を審議する関係性となってございます。 67 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕
    68 ◯21番(高野 要君) 今統合委員会で審議ということが出てきましたけど、統合委員会は審議すると、審議する場であるということには間違いないですか。再度お伺いをいたします。 69 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 70 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えします。失礼しました。審議と申し上げましたけれども、基本的には協議、検討ということでございます。 71 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 72 ◯21番(高野 要君) それでは、その団体の設立の根拠を伺います。  目的なしに団体はつくってないと思うんです。その根拠をお伺いいたします。 73 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 74 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。根拠につきましては石岡市のほう、小中学校統合再編計画、こちらで計画されました統合に関しまして、教育委員会のほうからの求めに応じて組織されるものでございまして、その中で統合に関する諸事項を検討、協議していただくものでございます。  法令的な根拠というものはございませんで、組織するに当たりまして、どういったことを協議するであるとか、そういったことは統合検討委員会での要綱をつくってございます。 75 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 76 ◯21番(高野 要君) では6月の文教厚生委員会の資料中に、統合建設委員会において石岡みなみ小学校と決定したと書いてあります。文教厚生委員会の資料ですよ、これ。  統合建設委員会はここです。  決定することはできますか。お伺いをいたします。 77 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 78 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。先ほども申し上げましたように統合検討委員会の中で決まった事項を決定という表現は使うかとは思いますけれども、最終的なものとして例えば学校の統合については設置条例がございますので、それにつきましては議案等の提出、それと議会の承認が必要なものでございますので、最終的な決定権というものはございません。 79 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 80 ◯21番(高野 要君) あなたに言葉の誤りはありませんか。  決定という言葉など使えないんですよ。委員会ですよ。  決定というのは議決後なんです。これは全部、学校が閉校するんですよ。そんな理屈で通るんですか。理屈で通ると思ったら詰めますよ。できないんですよ。条例を見てみなさい。  それでは、先日の決算特別委員会において報酬と報償の違いについて伺いました。  伺った中で報酬は法律、条例を根拠として附属機関を設立し支払っている。報償は要綱などで設立し、いわゆる私的諮問機関として報償を支払っていると伺いました。  それでは、教育部長に伺いますが、附属機関と私的諮問機関の違いは何なんですか。  設立の根拠は法律、条例とそれ以外の要綱などで設置という意味は分かりましたので、具体的な活動の内容はどのように違うのかをお伺いいたします。  分からなければいいです。調べといてください。  このことが目的ではないんで、結構ですので後日お知らせください。  では、その委員の方に報酬や報償は支払っているのでしょうか。委員の方に報酬、報償、これを払っているのかを伺います。 81 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 82 ◯教育部長(吉澤房江君) 報酬、謝礼といったものはお支払いしておらず、無償でお願いしてございます。 83 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 84 ◯21番(高野 要君) それでは、私が調べた範囲では、附属機関は地方自治法に基づく機関で、法律または条例に定めるところにより設置する調停、審査、諮問または調査を行うための合議制の機関であり、その組織で意思決定を行い、そのために意思決定の方法についても定めておくものである。  私的諮問機関については、あくまで意見を聞くもの、市政運営や諸計画の策定に当たって意見を聴取するための機関であると私は考えます。  つまり、設置根拠もない、報酬も支払っていない、何の権限もないような組織から意見を聞くだけという言い方では大変失礼、語弊があるかもしれませんが、決定権はないんです。何の決定権もないんです。  決定して子どもたちに地域全部にチラシをまかせたり、学校名が決まりましたと、決まる予定ですと書くんですよ。決まりましたじゃないんです。  あなた方がやったことは自分たちでつくって決まりましたと、子どもたちは唖然としていたようですよ。  これがあなた方がやっている。ここで今言いましたけど、何の権限もない中での身勝手な行動なんです。  つまりです。この石岡市の教育委員会は適当に委員会を立ち上げ、そこに責任はないはずなのに、あたかも責任があるかのように対外的に説明をしております。地域の住民に対してです。  私が見る限りでは、決定はできないはずであります。  なぜそれを統合委員会で決まったから、総務・庶務部会で決まったからというのか。教育委員会の見解が私には理解できません。  全くそれは自分たちの責任逃れであるのかなというふうにも言わざるを得ません。  意思決定をするのはです、よく聞いてくださいよ、教育長、部長、市長、あなた方なんではないですか。委員会ですか。誰なんですか、これ。見解をお伺いいたします。 85 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 86 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。最終的に決定するのは行政側であると考えてございます。 87 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 88 ◯21番(高野 要君) 行政というのは誰を指すんですか。  そういうのは詭弁ですから、きちっと答えてください。  私が答えてあげますか。教育長です。  私が申し上げていることがよく理解できないようですが、地域との問題なんですよ。  教育を進めていくのは、教育委員会と学校だけの問題じゃないんです。地域をないがしろにしていいんですか。地域は関係ないんですか。  だったら学校の草焼きの始末まで協力を得ないで、全部あなた方、教育委員会がやったらいいでしょう。  いいときだけ皆さんでとか、地域ぐるみでとか、そういう言葉は使うべきじゃない。  学校のことは地域には関係ないという気持ちかもしれませんが、そうであれば学校のことは運動会もあるでしょう、各種イベントもあるでしょうが、自分たちで全てやられたらいいのかなと思います。しかしながら、私は学校の運営、経営、そういうことではできないんじゃないかなと。  私は学校、子どもの教育というものは、子どもは地域から育っていくんですから、地域と一体となって学校教育は、私の見解としては進めるものではないかと私はそのように思っております。  本日、教育長がいれば聞こうと思ったんですが、欠席ですので、もし教育長が校長だったときの話、地域はないがしろにしたんですか。恐らくあのような教育長であったので、地域とはうまくコミュニケーションを取って私はやっていたんじゃないかなと思います。  今回の統合を進めていくに当たって教育長、教育部長は地域の人、役員全てに責任を負わせ、自分たちはまるで非がないような説明を繰り返してきました。何か月間もです。  何度呼ばれても、何しても、何ひとつ自分が非があることは言わなかった。  先ほどから言っておりますけれども、何にせよ、やはり私はここ何か月間説明責任を果たさずにきましたけど、やっぱり根拠のあるものが必要になるわけですので、根拠を説明すべきではなかったのかなと私は思っております。  非常に私はその担当の職員等々には憤慨しております。  もし、今後ほかの委員会を立ち上げるのあれば、私はきちっとした根拠をもって設立するべきと思います。教育長がいれば教育長にしっかりと言いたいです。  これは教育委員会にとどまらず、ほかの部署においても法律の根拠をよく理解した上で事務の執行に当たるべきではないかと思います。  そこで市長に伺いますが、附属機関と私的諮問機関、どのように区別をし条例の制定や予算を認めているのかを伺います。  市長が思う判断基準というものを教えてください。判断基準で結構です。お伺いいたします。 89 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 90 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。判断基準につきましては、例えば責任が伴うもの、そういったものについての決定をする、その責任があるものについてはきちんと規定されて、そして、報酬もあるというものかという認識でございます。 91 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 92 ◯21番(高野 要君) 意味が分かりません。  もう少し、この判断基準というのはきちっとマニュアル化されているかと思いますんで。お勉強なさってください。  それでは、次に、石岡市立南小学校の名称について伺います。  先ほどからの説明を受けまして、名称の検討に当たってアンケートを実施しているはずですが、アンケートの結果は現在の南小学校が一番分かる、70%強と聞いております。  それについて教育委員会はどう考えているのか。  先ほどお話ししたとおり、統合検討委員会では、私は分かりませんが石岡みなみ小学校ということで決定したというようなチラシを子どもたちに配付させております。  教育委員会としてはこの結果、アンケートですよ、アンケートを無視した教育委員15名による結果、どのように今後決定していくのかをお伺いいたします。 93 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 94 ◯教育部長(吉澤房江君) 今後どのように決定していくのかというご質問かと思いますけれども、まず、統合検討委員会、総務・庶務部会のほうで実施しましたアンケート結果につきましては、統合だよりの中でお知らせしてございます。  議員おっしゃるとおり、約7割の方が南小学校、元の学校名がいいという答えをしている状況にございます。  アンケートを実施することにつきましては、統合検討委員会においても広く皆さんのご意見を確認したいという考えがあったと思いますけれども、アンケートを踏まえた上でも4校の新設統合ということを重く受け止め、新たな学校をつくっていこうという思いから結論に至ったとの認識でございました。  しかしながら、アンケート結果は協力していただいた皆様の意見の集約でございますので、その結果と異なる決定を行うということにつきましては、事務局のほうといたしましても慎重に行うべきであったと反省してございます。  統合後の学校の名称につきまして、今議員からお話がこれまでございましたように……。 95 ◯21番(高野 要君) 名称についてはまだ聞いておりませんから、後で聞きますからいいですよ。この問題です。  どう決定していくのかという、どのように決定していく……。 96 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 97 ◯21番(高野 要君) これ、みなみ小学校に決定しましたと。万歳でやったわけですよ。  それから、問題が起きて今のこのようなことになっている。  それであなたたちが取ったアンケート、このアンケートについてもあれ、公開質問状を受けていると思いますけれども、そういった中であまり目的のないアンケートだったと、そのような回答はしてございませんか。  冒頭からあなたたちの考えが違っていたんですよ。ですからこういうことになったんです。  アンケートは無視。15人です。15人のうち賛成したのは6人、反対が3人、あとの6人の先生は白紙、学校名を6人で決めたんですよ。  その中である1名の委員は、議会から我々は承諾を受けて依頼されているんだと、そのようなことを言った。しかしながら、教育委員会はその人たちにそういうことありませんと、新設校に関しては議決案件です、そういったことも言わずに進めてきたわけです。  全くの無知というか、無責任というか、今の答弁にしてもあり得ない行為なんですよ。私的諮問機関というのは分かるでしょう。意見を聞く場所なんです。協議して。そこで決定などあり得ないんです。  条例の2条を見てください。  あなたたちは条例、規則すら見ていないで統合を進めているんですよ。恥を知りなさいよ。公務員ですよ。事業が始まる前に条例ぐらいきちっと読むべきでしょう。だから私に指摘されたんですよ。  では、次に、時間もないんで学校の名称変更に当たって、今進めていると思うんで、議案の上程はいつ頃になるのか、お伺いをいたします。 98 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 99 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。お答えする前に先ほどの議員から学校の名称についての部分について、統合検討委員会に議決案件であるということを説明していないということでございましたが、学校名につきましては議決案件であることは説明してございますので、そちらにつきましては、申し述べさせていただきます。
     これから……。 100 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 101 ◯21番(高野 要君) そういうことであれば、何で決定などするんですか。  分かっていれば、子どもたちに持たせたチラシ、言わないでおこうと思ったけど、あり得ない話でしょう。あなた方が作って、学校の先生が仲介して子どもに持たせたんですよ。恥ずかしくないですか。  答弁続けてください。 102 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 103 ◯教育部長(吉澤房江君) その統合だよりの表現につきましては、お便りということですので分かりやすく統合検討委員会で決まったというような表現で作ったものでございましたが、議会の議決案件であったりとか、そちらについての表現、説明が足りていなかったという部分については教育委員会のほうとしても反省してございます。  先ほど、途中になりましたご答弁の部分ですけれども、3月の校名についての議案につきましては、令和5年第1回3月の議会での議案提出をこちらとしては進めていきたいと考えてございます。 104 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 105 ◯21番(高野 要君) いや、どこまでも分かんない人なのかなと思うんですが、じゃ、これからもどんどんやっていただきたいとは思うんですが、決定権もない、何もない。そういったことを私言っていますよね。それが子どもたちに、私ここにそのチラシ持っているから、皆さんに配りますか。  決定しましたと。石岡みなみ小学校にふさわしい、この学校にふさわしいネーミングですとか書いて、あなた配っているんじゃないですか。  決定したことが、あなたは決定する事前のチラシだということですか。いいですよ、そのように理解してあげても。理解することは。ただ、今後についてですよ、あなたにその責任は取ってもらいますよ。この教育委員会に。地域の皆さんに迷惑をかけたのはどれほどのことか、そのような認識がなければなくて結構です。  あなたが今発している言葉を全て、議会というのを存じているでしょうけど、私の言葉もあなたの言葉も議事録に載るんです。そのようなことをご理解ください。  次に、移ります。  教育委員会として決定して議案を出すかと思いますが、統合に当たっては教育委員会が主となり進めていくべきではないかと私は思います。  統合委員会ではありません。つまり、先ほどからの質問でもそうですが、最終的に責任を持つのは教育委員会なわけです。あなた方です。  これからも進めていく事業一つ一つに責任を持って取り組んでいただきたいと思います。  それで、統合委員会のアンケートの質問に関して伺いますが、アンケートを取った意味、そして、アンケートと違う結果を採択した意味、それぞれ理由があるかと思いますので、アンケートを取って違う結果を出した理由の説明をお願いいたします。 106 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 107 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。まず、アンケートにつきましては、先ほども述べさせていただきましたが、統合検討委員会の総務・庶務部会の中で校名について協議する中で、広く意見を伺いたいと、参考にさせていただきたいというところで、2回ほどアンケートを取っているところでございます。  1度目は体操服であったりとか、校歌、校章なども含めてアンケートを保護者を中心に取ったものでございます。  2回目に関しては新しい学校名か、それとも1回目のアンケートの中で多かった元の学校名、南小学校、どちらがいいかということでの確認といいますか、意見を参考に問うために取ったものでございまして、議員が先ほど質問の中でおっしゃいましたように7割の方が元の南小学校がいいという答えを出したところでございます。  検討委員会の中ではやはりその結果を参考として受け止めつつ、南という名称を入れたもの、こちらを石岡みなみとして総務・庶務部会の中で決めまして、それを統合検討委員会のほうに諮ったわけでございます。  その中で、統合検討委員会のほうでは特に異議なく承認されたということがございます。  教育委員会の事務局側のほうといたしましても、そちらを尊重するということで統合だよりのほうでお知らせしたところでございます。  ただ、まぁ……。 108 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 109 ◯21番(高野 要君) いいですよ。それで全会一致で今決まったとか、そういったこと、これもあなたの詭弁です。  私委員会の会議録、見せてもらいました。この決を採る前にある委員は言っています。2か所で答申してもいいんじゃない、出してもいいんじゃないか、それで十分に教育委員会で検討してもらってもいいんじゃないか、そのようなことを言っています。それをあなた方は、普通だったら教育委員会はそうしますかと言うんでしょう。いや、何としても決を取らなくちゃ駄目だ。いうことで15人で決、取ったんじゃないですか。  反対していた人もいたんですよ。あなたの全会一致と合わせてみますか、会議録。あなた言っていることは詭弁なんです。嘘なんです。  それで先生方6人は何も言わないで白紙だったと。15人のうち6人が賛成だから決めたということ、これ、教育委員会として恥ずかしくないですか。  決の取り方としてはそういうこともあるんでしょうよ。民主主義の悪用ですよ。  じゃ、最後にまた、お聞きすることあるんで、ここはこれで結構です。  それで、説明責任、あまり責任感じていないです。最後に責任取ってもらいましょう。  つまり、説明責任があるはずです。今までの質問でも疑問は私は残っています。疑問だらけです。誰が責任をもって統合は進めるのでしょうか。教育委員会でしょうか。検討委員会でしょうか。市長でしょうか。お伺いをいたします。 110 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 111 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。学校の統合に関しては、教育委員会委員のほうで責任を持って進めていくことになると認識してございます。  先ほどの答弁のほうで申し訳ございません、途中になってしまったので併せて申し述べさせていただければと思います。  統合だよりを出したところまで説明をさせていただいたところでございますが、その後……。       〔「その辺、聞いていないから結構です。お座りください」と呼ぶ者あり〕 112 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 113 ◯21番(高野 要君) では、この統合に関しての質問、責任を持ってまとめて結果を出していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に、統合に向けた諸課題について伺います。  令和6年度に統合して新しい学校を開校する予定であったかと思いますが、これから統合までのスケジュールについてを伺います。                     〔私語あり〕 114 ◯21番(高野 要君) いや、聞いていないことだ。 115 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 116 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。すみません、統合スケジュールを説明する前にやはり申し述べさせていただきたいことがございますので、それを先にお話をしたいと思います。  統合後の学校名称について混乱が生じていることにつきまして、教育委員会事務局だけでなく市長への報告も含めた関係部局とも協議した結果は、アンケート結果を尊重する方向で進めてまいりたいと考えたところでございます。  こちらにつきましては、検討委員会の検討結果を尊重したいと検討を重ねてまいりましたが、2回実施しているアンケート結果が南小学校であること、また、そのアンケート結果と異なる判断をするだけの理由が十分とは言えないということで判断しまして、最終的に市民の皆様に対しても合理的な説明ができる南小学校の方向で進めてまいるという判断と至ったところでございます。  今後につきましては、検討委員会のほうにも先日も説明等をしたところでございますけれども、一度統合だよりのほうでお知らせしている部分もございますので、段階をきちんと踏みながら説明をすべきところに説明をしたり、お知らせをして進めていきたいと考えてございます。 117 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 118 ◯21番(高野 要君) そうすると石岡みなみ小学校でということで進んできて、今日初めて聞くんですけど、南小学校でいくと、現行でいくということなんですか。  お伺いをいたします。 119 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 120 ◯教育部長(吉澤房江君) その方向で調整を進めていくことといたしてございます。 121 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 122 ◯21番(高野 要君) それでは……。私も今びっくりしているんですよ。  これだけ1年間も騒いできて、私も地元の人たちも何度も、もう一度検討してくれとか、検討すべきじゃないとかということを言ってきました。  これは私、教育長、教育長の代理からこういう話を聞きたかったんですが、あれだけ騒いで、委員会にも、そして、地域の方々にも、それで地域の方々に騒ぎを持たせ、それで今日の議会で私の質問に対し南小学校、元の現行で進めていくと、あまりにも軽過ぎはしませんか。  これから何十年、何百万年と続いていく学校ですよ。まるっきり弄んでいるんじゃないですか、これ。  時間もないんで、これで終わるわけにいかないんで。  今それと同じようなこと、ここに文書ございます。ここに書いてあるのは……、ちょっと目が遠いもんですみません、4校の統合における学校の名称について、表記のことについては令和4年6月の統合だより第2号で統合検討委員会において石岡みなみ小学校に決定とお知らせしましたが、改めて検討を重ねた結果、南小学校とする方向で統合への準備を進めてまいりました。  その理由といたしましては、これまでの2回実施しているアンケートの結果について、南小学校が多数であったこと、また、そのアンケートの結果と異なる判断するだけの理由が十分とは言えないと考え、それで(南小学校)とするものです。  既にお知らせしたことと異なる方向となったことについては、教育委員会事務局の進め方が十分でなかったことによるものであり、地域の皆様にご心配をおかけしましたことについて深くおわびを申し上げます。  今後も4校のよりよい統合に向けて準備を進めてまいりますので、地域の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げますということです。  議会前にこのような文章を出しておいて、それで今さらのように開き直って、これ、どうなんですか、この文書。  教育事務局長、教育総務課から出ておりますよ。素案ですがね。  少しは反省をしなさいというんですよ。やってきたこと、間違いは誰もある。間違いじゃないかもしれない。信じてやってきたのかもしれない。しかしながら、結果がそういうふうになったときには、やっぱり真摯にふるまわないといけないんじゃないか。  どこまでも悪びれて、自分の罪をなくすよう。罪は罪でいいんですよ。謝罪してきちっとすれば元に戻るんですから。  私はそのようなことだと思いますよ。最後にこのような文書を出されると思わなかったでしょう。きちっと反省があればこういうことを言わなかったです。  地域の方に、これ、全部地域で広まっていますよ。検討する課題ですとも言っています。それで口頭では言っていますから、南小学校にしますと。そういうことなんです。  私は責めることが目的ではない。きちっとしたやっぱり統合、子どもたちのためにやってほしいと思って。あなたたちのエゴでやってほしくない。自分たちが勝手に進めて、間違ったことはきちっと謝罪して私はやってほしいんです。みんな統合待っていると思いますよ。  これ以上申しても仕方ありませんので、これで終わりにしますけど、最後に市長の見解を……。 123 ◯議長(菱沼和幸君) 高野議員に申し上げます。マスクをつけてもらって……。 124 ◯21番(高野 要君) ごめんなさい。市長の見解をお伺いいたします。 125 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 126 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。統合に向けた諸課題については、議員からのご指摘や先ほど教育部長から答弁があったとおりでございますが、一番大切なことは統合後の学校で子どもたちが笑顔でよりよい環境で学びを続けていくことができることだと考えております。  課題がありましても、それをクリアしていきながら統合に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。 127 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 128 ◯21番(高野 要君) そのようにひとつお願いをいたしまして、次に入ります。  公平公正な選挙の執行についてを伺います。  現在も茨城県議会議員の選挙に当たって、市として公平公正な選挙の執行に当たって進んでいることと思います。  今回の主は県になるかとは思いますが、それでも市の選挙管理委員会でやらなくてはいけないことはたくさんあるかと思いますので、県と適宜連絡や調整を行いながら進めていってもらいたいと思うわけでございます。  なぜなら、4月に市議会議員の選挙が控えているわけです。  市として今回の県議会選挙の経験を生かし、公平公正な選挙の執行に臨んでいただきたいわけです。  そこで、その中でも幾つか具体的に質問するわけですが、初めに選挙公報についてを伺います。  選挙公報とはどのようなものであるかを伺います。 129 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 130 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) 選挙公報につきまして、ご答弁申し上げます。選挙公報につきましては、選挙ごとに候補者の氏名、経歴、政見、写真等を掲載いたしました選挙公報を選挙ごとに1回発行するものでございます。  選挙ごとの法的根拠につきましては、衆議院議員、参議院議員、都道府県知事の選挙公報についてが公職選挙法第167条の規定により発行されておりまして、県議会議員選挙、市議会議員選挙及び市長選挙の選挙公報につきましては、条例で定める規定により発行しているものでございます。  以上でございます。
    131 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 132 ◯21番(高野 要君) では、具体的な選挙公報について伺ってまいります。  石岡市には石岡市選挙公報発行条例というものがあるかと思います。  趣旨としては第1条に記載のとおり公職選挙法に基づいて発行するものであることは分かります。  その中で第3条の掲載文の申請という規定があり、その第2項では「候補者は、その責任を自覚し、前項の掲載文には、他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならない」とあります。  憲法第21条で集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障するとあります。  この憲法と条例の関係性をどのように考え、選挙公報を発行するのか、お伺いいたします。 133 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 134 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) 憲法と条例の関係性と選挙公報の発行につきまして、ご答弁を申し上げます。憲法第21条には、議員ご指摘のとおり集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障するとございます。  憲法の解釈につきましては、私から申し上げることは差し控えさせていただきますけれども、選挙公報の発行につきましては、石岡市選挙公報発行条例の規定により発行されるものでございまして、条例の趣旨に即したものではなくてはならないと認識してございます。  条例の第2条では、氏名、経歴、政見、写真等を掲載した選挙公報を選挙ごとに1回発行しなければならないとされてございまして、さらに第3条第2項において議員ご指摘のとおり候補者はその責任を自覚し、掲載文には「他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならない」とされてございます。  これらの条件を満たした掲載文につきましては、第4条にございますとおり掲載文を原文のまま選挙公報に掲載することとなります。  したがいまして、選挙公報の内容につきましては、掲載文が既定の氏名、経歴、政見、写真等に該当するかどうか、特に記載の内容が政権とみなし得るか否かについて個別に判断してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 135 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 136 ◯21番(高野 要君) では、前回の選挙公報を踏まえましてお願いいたします。  その条例に規定されているものと反するような原文が出てきた場合です。反するような原文。  石岡市の選挙管理委員会ではどのように対応するのか、お伺いをいたします。 137 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 138 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) 前回の選挙公報の関連でございますけれども、前回の選挙公報に関する判断につきましては、私から何がしか申し上げることは控えさせていただきたいと思いますけれども、仮に今後、同様の事態が生じた場合につきましては、先ほどの「他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならない」という条例の規定に基づき、それが先ほど重ねるようになりますけれども、それが政権とみなし得るか否かについても含めて個別具体に判断をしていくこととなると存じておりますけれども、これに抵触すると思われる場合につきましては、必要に応じまして当該候補者に対して修正等を依頼してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 139 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 140 ◯21番(高野 要君) もし修正の依頼に応じない場合です。いろいろあると思います。  前段でも修正は4年前にもお願いしたんでしょうけれども、そういうものに応じない場合、そういった場合はどのように対応するのかをお伺いいたします。 141 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 142 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) 先ほどの修正の依頼に応じていただけない場合でございますけれども、申請のあった掲載内容が先ほど申し上げた条例の内容に抵触する場合、修正をお願いして応じていただけない場合につきましては、法律の専門家または都道府県の選挙管理委員会等とも協議してまいりますけれども、場合によってはその受付そのものについて検討せざるを得ない状況かと認識してございます。 143 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 144 ◯21番(高野 要君) 正直、私は条例の「他人の名誉を傷つけ、若しくは善良な風俗を害し、又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等選挙公報としての品位を損なうような記載をしてはならない」ということに前回の選挙公報は当てはまらないのではないかと考えるわけです。  少なくとも私は幾ら憲法で保障される表現の自由だとしても、条例に定められる他人の名誉を傷つけるような公報はいかがなものかと考えるところです。  選挙公報は自らの政策、今後の石岡市をこうしていきたいという候補者自らの考えを示すべきものであると考えております。それをほかの立候補者のことを書いてあざ笑うようなことをするものではないと私は思っております。  ここで伺いますが、前回の選挙公報の作成及び配付に要した費用は幾らになるのかを伺います。 145 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 146 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) 選挙公報の作成及び配付に要した費用でございますけれども、令和元年度に執行されました石岡市議会議員選挙につきましては、選挙公報の印刷費用として54万540円、選挙公報の新聞折込み費用といたしまして23万308円、合計いたしまして77万848円の費用となってございます。  以上でございます。 147 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 148 ◯21番(高野 要君) それだけの費用がかかっているわけです。77万円ですか。全てこれ、市民の税金です。市民の税金を使って公報に載せるべき内容なのかは候補者、そして、市の選管が判断するわけです。  選挙公報が条例と照らし合わせてそぐわないものが出てくるのであれば、それはほかの市町村から見れば恥ずべきことではないかと思います。石岡市の汚点であります。  であれば、いっそのこと私は選挙公報はやめてしまえばいいのではないかというような気持ちもございます。  しかし、石岡市をよくするための選挙で、そのようなことで石岡市の評判を落としてはまずいと。私は違うやり方なども模索もいいのかなとは思いますが、選挙公報については皆さんの意思、これを十分に市民に知らせていただければというふうに思いますので、しっかりした選挙管理委員会の判断、決断をお願いするところであります。  では、次に、立札及び看板について伺います。  候補者や後援団体に候補者6枚、後援団体6枚が事務所ごとに掲示することができると思います。  その掲示する際には立札、看板の大きさは定められており、石岡市では石岡市の選管が定めた表示をしなければならないということで、立札、看板等を確認の上、証票などを各候補者などへ渡しているかと思います。  では、その証票を交付する際に申請があるかと思いますが、その申請内容と確認事項についてをお伺いいたします。 149 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 150 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) ご答弁申し上げます。初めに申請内容についてでございますけれども、候補者の氏名や住所などのほか、立札及び看板を掲示する事務所の所在地、事務所ごとの立札、看板の数及び立札、看板の規格及び記載内容をご申請いただいているところでございます。  私どもの確認事項といたしましては、申請のあった事務所の所在地を地図で確認させていただき、事務所として建物があることを確認いたしまして証票を交付しているところでございます。  以上でございます。 151 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 152 ◯21番(高野 要君) ではその申請された内容と実際に表示されているものの確認、これはどのように行うのかをお伺いいたします。 153 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 154 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) ご答弁申し上げます。看板等に貼りつける証票につきましては、令和3年度末で更新期限を迎えた際、申請のあった候補者及び後援団体に新たな証票を交付したところでございます。  その後、申請のあった全ての事務所の場所について職員による見回り確認を実施しているところでございます。  以上でございます。 155 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 156 ◯21番(高野 要君) では、掲示する内容や場所が申請時と違う場合、あるかと思います。市選管はどのように対処するのか、お伺いをいたします。 157 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 158 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) 掲示する内容、場所が申請時と違う場合の対応についてでございますけれども、職員による見回りの結果、適切な証票が貼られていないものまたはサイズなどの規格が適合していないと考えられるもの、また、申請のあった事務所の場所以外に掲示されているものなどが見受けられているところでございます。  これらにつきましては、公職選挙法に抵触する恐れがあるものといたしまして石岡警察署に情報提供を行い、確認をいただいているところでございます。  今後は公職選挙法に抵触するおそれのあるものにつきましては、是正をしていただくように通知をしてまいりたいと考えてございます。 159 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 160 ◯21番(高野 要君) 分かりました。  もちろん申請したからには、申請どおりにすることは当然のことであります。  そもそも申請する時点で私たち議員も知っていなくてはならないわけですし申請時におかしいところがあれば申請前に修正されるわけでしょうから、おかしいところがあるはずはないわけであります。  特に掲示する場所等は、事務所の場所には2つと決まっているわけですから、それ以外の場所につければ即違反となることは分かっているわけであります。  今後、石岡市の議会選挙、市長選挙も令和6年度には控えているわけですから、適当な執行という意味では候補者も含めて注意すべきではないかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  では、次の公平公正な選挙の推進について伺います。  先ほどまでの話合いもありますが、例えば選挙に関して市の選挙管理委員会でできること、できないことがあるかと思います。  特に選挙運動での違反などです。  そういった場合、県の選挙管理委員会や警察などとも協力をしながら進めていることとは思いますが、現在、また、今後市議会議員の選挙に向けて関係機関と協議などを行う予定はあるのか、お伺いをいたします。 161 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 162 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) ご答弁申し上げます。私ども選挙管理委員会といたしましては、選挙の都度、石岡警察署さんのほうに選挙における協力依頼を行っているところでございます。  また、茨城県の選挙管理委員会に対しましても助言を求める等、ご協力をいただきながら事務を行っているところでございます。  来年度予定されております石岡市議会議員選挙につきましても、石岡警察署や県の選挙管理委員会と協力をさせていただいて公平公正な選挙の執行を図ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 163 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 164 ◯21番(高野 要君) 特に選挙違反などは警察と密に連絡を取らなければ解決できないことも多々あることと思います。  ぜひ、どんなことでも警察を相談しながら、公平公正な選挙の執行に当たっていただければと思います。  また、市の職員についても伺いますが、選挙に関して市職員に対して禁止事項があるかと思いますが、どのようなものが職員は禁止されているかを伺います。 165 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 166 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) ご答弁申し上げます。地方公務員法等の規定によりまして、市職員は市内での選挙運動については一切が禁止されているものと承知しております。 167 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 168 ◯21番(高野 要君) もし直接市の職員がそのようなことを行っていることが分かった場合です。  候補者もその市の職員もどのような処分が下されるのか、これ、執行部ではどうかと思いますが、分かればお伺いをいたします。 169 ◯議長(菱沼和幸君) 選挙管理委員会書記長・武石君。 170 ◯選挙管理委員会書記長(武石 誠君) 選挙管理委員会の立場から申し上げますと、市の規律に違反する行為といたしまして市が分限、懲戒の処分を検討することになるというふうに考えてございます。  当該処分の内容につきましては、石岡市職員分限懲戒等審査委員会に諮られて処分等が審査されるものと承知してございます。  以上でございます。 171 ◯議長(菱沼和幸君) 21番・高野 要君。                 〔21番・高野 要君登壇〕 172 ◯21番(高野 要君) なぜ私がこのような質問をしているのかと言いますと、大変4年前に公報に異議を持ちまして、何度もお話をしたところでございますが、聞く耳持たずというような形で選挙が執行されました。
     図らずしも私も当選できましたので、警察の方とお会いしたときもよかったねという言葉はいただきましたけど、私はある程度票が取れました。しかしながら、とにかく選挙というのはそのときによっていっぱいいっぱいの人もいます。  そういった人が落ちてしまったら、そのような公報で。私は石岡に対しても不名誉であるし、大変その方に対しては申し訳ない、それは選挙管理委員会がだと思うんです。その辺のところを踏まえまして、今日は何ができるかは分かりません、法律絡みでしょうから。でも、それを私はしっかりとできる範疇でやっていただきたいというふうに思って質問をさせていただきました。  本来はここで選挙管理委員会に、私、次の選挙に出ます。以前に出たような自分のところに選挙の公報にああいったことを書きたいと、それは妥当かというようなことを聞こうと思ったんですが、そういったことは聞かずとも答弁は分かりますので、今回、本当に今、今後の対応にしっかりと応えていただきましたことに石岡もしっかりしているなと自信を持ったところでございます。  あと2項目残っているんでございますが、あと1分ということでございますので、大変執行部には恐縮でございますが、これをもって私の質問を終わらせていただきます。 173 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午後 0時09分休憩             ──────────────────────                   午後 1時30分再開 174 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 175 ◯7番(石橋保卓君) 7番・石橋です。今回2点ほど通告しておりますので、通告に従って、まず、1点目からお伺いをしてまいります。  令和4年度の実施事業の進捗状況についてということで、まずお伺いをいたします。  通告書にも書いてありますように年を追うごとに繰越しがだんだん多くなってくるという部分、皆さん方も綿密な計画の下に、その年度の事業については計画をされるんでしょうけれども、諸般の事情によって翌年度への繰越しという部分が生じてしまう。多少生じるのは、それはある程度仕方がないところであるかなとは思うんですけれども、ちょっとあまりにもここのところ年を追うごとに繰越し額が多い、そういうことがありましたので、今年度事業についてその進捗状況がちょっと心配だったものですからお伺いをするわけです。  まず、最初に石岡駅の周辺整備事業についてお伺いをしてまいります。  その中から西口交流施設について、現在も工事のほうが進められているようですけれども、この工事の完成時期はいつ頃を見込んでおられるのか、お伺いをいたします。 176 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 177 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。西口交流施設につきましては、石岡駅西口前のトヨペット跡地を改修し、市民が気軽に立ち寄り、休憩や学習などが行える休憩スペースと自転車利用者などが汗を流すコインシャワースペースを備えた施設を整備するものでございます。  令和3年度から実施してまいったところでございますが、建物の改修工事は完了し、現在は傷みのひどかった外構部分の整備を行っているところでございます。令和5年1月を目途に工事が完了する予定でございます。  供用開始に向けまして、施設の設置及び管理に関する条例を上程させていただいております。  並行して1階カフェ部分の運営事業者の公募の準備も進めております。  事業者決定後、開設準備期間を設けまして令和5年3月を目途にオープンできるように進めているところでございます。  以上でございます。 178 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 179 ◯7番(石橋保卓君) 今回、同じ今定例会に交流施設の設管条例が提案をされておりますので、議案質疑の範囲に踏み込まないように進めていきたいと思うんですけれども、建物自体、外構工事自体は年度内に間違いなく完成をするというふうに考えていてよろしいでしょうか。改めてお伺いをします。 180 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 181 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。工事のほうは来年1月を目標に進めているところでございます。  以上でございます。 182 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 183 ◯7番(石橋保卓君) それでは、次といいますか、設管条例のほうでもその設備というか、施設の内容についてはうたってありますんで、それ以外の部分、今外構工事というふうなお話がありましたけれども、外構的なその施設の設備という部分については、どのようなものが今整備をされているのか、お伺いをいたします。 184 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 185 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。外構工事の主なものといたしましては、雨水の処理、あちらの建物自体の雨水処理のためにスペースの部分、深さというか、穴を掘りまして、そちらに雨水をためるユニットを設置するのが大きな工事のものとなります。  また、周りの外壁といいますか、囲んでいるもの、こちらが老朽化しておりましたので取り外しまして新たなものを設置するような工事を進めているところでございます。  以上でございます。 186 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 187 ◯7番(石橋保卓君) いつでしたか、あそこの前通りましたら、駐車場といいますか、これまで。だったところが大きく掘削をされて、かなり深い穴が空いていた。今お聞きするとそれが雨水処理施設の部分になるのかなと思うんですけれども、これ、将来的に地権者に返還する際、当然これ、原状復帰で戻さなければならないということになるのかなと思うんですけれども、こういった部分の設備ですか、お借りしたときの原状からさらに改良といいますか、変更を加えていますけれども、地権者の方の同意は当然得られているということでよろしいですか。 188 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 189 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。今回の西口交流施設の整備に当たりまして、土地を借りている方には工事の内容のほう説明をいたしまして了解を得ているところでございます。  以上でございます。 190 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 191 ◯7番(石橋保卓君) いずれにしろ返さなくてはならない時期が来たときには原状復帰ということであまり大きな改良といいますか、変更を加えるとその部分でまた、大きな負担が市にのしかかってくるということにもなりますので、そういったところ、きっちり計画をして計算の上での整備だというふうには理解をしておりますので、遺漏のないようにお願いをしたいと思います。  では、次に、あとは議案質疑のほうでもうちょっと詳しくお伺いをしてまいります。  次に、ステーションパークの改修についてということでお伺いをするわけです。  まだステーションパークのほうについては何の手もつけられていないような状況だと思うんですけれども、この改修の目的というのは、どういった目的で改修をされるのか、お伺いをいたします。 192 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 193 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。ステーションパーク改修につきましては、1つ目といたしまして石岡駅バスターミナルが駅東側に集約されたことに伴いまして、ステーションパーク1階部分について特に駅利用者や事業者の意見を取り入れて利活用の方策を検討し改修を行うものでございます。  次に、2つ目といたしまして西口交流施設駐車場整備がございます。  ステーションパーク南側の市営駐車場部分を改修し西口交流施設や駅利用者の駐車場として使いやすいものに改修するとともに、今後ステーションパーク2階などを利用した市民主催のイベント等の利便性向上のためエレベーターや倉庫を整備するものでございます。  以上でございます。 194 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 195 ◯7番(石橋保卓君) 次改修の内容をお伺いしようと思ったんですけど、今の答弁の中で含まれていたのかなということで理解をいたします。  現在この改修工事についての進捗度はどのようになっているのか、お伺いをいたします。 196 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 197 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。まず、1つ目のステーションパークの利活用についてですけれども、現在利活用の方針を探るため、駅近隣の高校の生徒、専門学校の学生、市内事業者など約30名の方々に協力をいただきまして、ワークショップを開催しております。  今後の利活用についての意見の取りまとめを行っている状況で、改修内容について様々な意見が提案されているところでございます。  今後、意見の取りまとめをしていく予定でございます。  もう一つの西口交流施設駐車場につきましては、施設の老朽化により使い勝手が悪くなっている既存駐車場及び駐輪場を現在の規格に改修するとともに、今後ステーションパークの市民利用も見据え、2階部分への物品搬入に使えるエレベーターと物品用倉庫、防災倉庫を備えた建物を整備するものでございます。こちらにつきましては、設計が完了しまして、建築確認を受けまして、工事の発注の手続を進めているところでございます。  令和5年2月上旬を目途に仮契約を行い、3月の定例会において本契約に関する議案を上程したいというふうに考えてございます。  以上でございます。 198 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 199 ◯7番(石橋保卓君) 令和5年2月、3月の契約ということでお話がありました。  令和4年度中の完成、できるんですか。お伺いします。 200 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 201 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。こちらのステーションパーク駐車場の工事につきましては、工期が10か月を予定しております。  そのため、今石橋議員様から言われたように、こちらのほうは繰越し手続を取りまして工事のほうを進めたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 202 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 203 ◯7番(石橋保卓君) 私が言いたいところはそういうところなんですよ。  やはり年度の当初で予定した予算の消化といいますか、執行に当たって、当然のように繰越しが行われるというか、繰越しが前提で工事の発注が行われる。そういうことでいいのかどうかということですよね。  その前段でのやはり基本的な設計であったり、そういう部分をもうちょっと早く前倒しをするとか、予算編成に当たっては逆にこれ、令和5年度の新年度予算へ新築といいますか、改修工事を新年度予算で組むという段取りのほうがよほど自然な流れではなかったのかなと私は思います。  そういったところ、これ1つではありませんけれども、そういったところでのやはり工事を進めていく、事業を進めていくに当たっての必然性といいますか、手順といいますか、そういったところをもう一度市全体で検討していく、精査をしていく必要性が私はあるのではないかなと思います。  それから、ステーションパークの利活用について、改修プランはこれからということになってくるかと思います。  現状もバスターミナルの部分を改修して活用する部分ですから、本来の目的とはまた、違った方向での利活用を考えているということだと思います。  そういう意味では当初からその目的でつくられた施設でありませんので、目的を変えるときにはこれからやろうという事業に対して支障がないような環境整備なりが当然必要になってくると思いますんで、そういったところはよくプランのほう検討委員会といいますか、そういう方々にだけ任せるのではなく行政のほうとしてしっかりとしたかじ取りをしながら、使い勝手のある駅周辺のにぎわい創生を図っていただきたいというふうに思います。  次、移ります。  それから、次が西口交差点の改修についてということでお伺いするわけですけれども、現在の西口交差点の危険性はどれぐらい把握をされているのか、お伺いをいたします。 204 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 205 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。駅前の西口前ロータリーの形状でございますが、当初、県警本部との交差点協議の中でタクシーや一般車の乗り降り場所を確保しつつ、通行性と安全性を両立させるためのレイアウトとしたものと考えてございます。  以上でございます。 206 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 207 ◯7番(石橋保卓君) 危険性は感じていないというふうに聞こえたんですけれども、それで、執行部側の判断は危険性がないということでよろしいですか。 208 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 209 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。現在西口駅前広場周辺の郵便局側からの道路につきまして、工事を発注してこれから進めるところでございますが、こちらが出来上がりまして通行が当初の予定の計画になれば安全性は保たれるというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 210 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 211 ◯7番(石橋保卓君) 先日ちょっと時間があったもんですから、ステーションパークの2階から下を、そうですね、10分程度眺めていたわけです。  そのときに御幸通りの上から駅に向かって降りてきて国道に向かう車、それから、郵便局側から6号国道方面へ抜ける車、結構な台数が通ります。  ちょうど交番前のところが緩やかなクランクになっています。  もちろん担当のほうではご存じだと思うんですけれども、あそこにゼブラゾーンが引かれていますよね。9割方の車、ゼブラゾーンを走行してクランクのところを通過していくんです。  ゼブラゾーン、調べてみましたらゼブラゾーンについては警察のほうの見解としては走行を禁止する部分ではないと。仮にそこを走行したとしても罰則があるわけではないということであります。
     とは言いながら、片やもう一度よく調べてみますとゼブラゾーン走行中に事故が起こった場合、ゼブラゾーン走行側の車両に過失割合が高くなるという事例があるようです。  ということは、通行している車両に対して大きなリスクが伴っているわけです。  そういった部分の危険性というのはどのようにお感じになっているのか、お伺いいたします。 212 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 213 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。ゼブラゾーンが設置している箇所についてはあえて大きく回るように通行を誘導することで車両の通行速度を抑制するする目的があったと推測されますが、石橋議員言われますようにゾーン内に入り込んで通行している車両もあることは認識してございます。  また、現在工事を発注しております交差点改良の部分で、茨城県警のほうとの協議も行いまして、そのゼブラゾーンの部分につきましてもカーブを緩やかにするような形でラインの設置の工事を今後予定しているところでございます。  以上でございます。 214 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 215 ◯7番(石橋保卓君) あそこの西口交差点のところ、大きく湾曲をしている斜線を真っすぐにすればそういった懸念は払拭できるわけですよ。決してこれ、難しい問題ではないと思うんです。なぜそこを早急に対応しないのか。  この間、経済建設のほうでも駅周辺整備のほうの進捗状況というか説明があったようで、その中ちょっと資料で見させていただいたんですけれども、タロー像の移転時期が不明確なんですよ。早急に対応するというお話がこれまでの一般質問や議会への答弁でたしかあったかと思うんですけれども、これ、いつ頃計画なさっているんですか。  決してタロー像に責任があるわけではないです。タロー像をあそこに設置した行政側に責任があるわけです。それによって市民が危険にさらされているわけです。早急にタロー像は移転をするということで、たしか議会で明言をされていたはずなんですけれども、いつ頃の時期になるのか、改めてお伺いをします。 216 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 217 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁いたします。タロー像の移転につきましては、今年度検討を重ねてまいりました。  その中で移動手法についてですとか、そういうものに時間をちょっと要した部分がございますので、今後でございますが、翌年度への予算化を含め、実施環境を整えていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 218 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 219 ◯7番(石橋保卓君) そんな悠長なことでよろしいんですか。  あまり大きい声は出したくありませんけど、そういう状況じゃないと思うんですよ。先ほど言ったようにゼブラゾーンを走行する車が9割以上、駅構内へ入っていくところと郵便局のほうへ抜ける車が同じ車線を通る場合が多いと、そういう状況をいつまで放置するんですか。  ちょっと今手元にありませんけれども、所管の委員会で説明したのには今年度10月には補正措置をして、今年度中にいかにも移動をするようなお話があったかと思うんですけれども、その後の進行が不明確な表現でなされていますんで。移転そのものについてはそんなに時間がかかるものではないと思うんですよ。この点についてはまた、あれですから後でまとめますけれども。  では、西口交流施設の開設に当たっての安全対策はどのように図られているのか、お伺いをいたします。  ごめんなさいね、先ほどステーションパークの改修のほうで市営駐車場のところ、西口交流施設の駐車場として整備をしますとおっしゃられました。  来年の1月には西口交流施設がオープンします。  現状のあの西口交差点のまま、じゃ、西口交流施設用に設置をする駐車場から、西口交流施設まではどのように横断をして利用者は施設を利用されるのか。どう想定されているのか、お伺いをいたします。 220 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 221 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。ステーションパーク脇の駐車場や石岡駅から西口交流施設への誘導につきましては、西口前ロータリーの中央部の信号のある横断歩道、また、今回整備を行うステーションパーク駐車場の前に設置されている既存の横断歩道を利用して施設まで向かうことを想定してございます。  また、安全対策といたしましては、先ほどもご説明しましたが県警本部と再協議を行い、今回発注しました西口交差点の改修工事の中で、既存道路は生かしつつ、ラインの引き直しを行いカーブを緩くする対策を予定してございます。  今後も対策といたしましては、現在施工中の交差点改修を完成させ、状況を見ながら県警本部や石岡警察署と協議を引き続き続けていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 222 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 223 ◯7番(石橋保卓君) 来年、令和5年3月には西口交流施設オープンするんですよね。オープンするんですよね。  それまでに交差点の改良もできるんですよね。できるんですよね。安全対策取れるんですよね。横断歩道の設置もできるんですよね。  先ほど既存の横断歩道を利用してもらうとおっしゃっていました。  ステーションパークもすぐにではないでしょうけれども、ステーションパークも整備をされて、そこも集客施設が大きくできるかと思います。  車で訪れる方が駐車場を利用して、訪れた方がどうしても人の目で見てにぎやかなところといいますか、もちろん目を引くところに自然と足向けますよ。  そうしたら直前で横断をするというのは当然予想されることじゃないですか。  じゃ、毎日職員の皆さん方が横断者に対して誘導するような体制が取れるんですか。ガードマンさん毎日雇って誘導されるんですか、横断歩道のないところを。  私が言いたいのはそういうところなんです。  幾ら駅周辺のにぎわい創生ということで施設をつくっても、利用される方々の安全を確保しないで、それで駅周辺をにぎやかにさせるというのはいかがなものでしょうか。私はそう思うんですよ。  ここまでのこの駅周辺整備事業の件について、市長のほうのお考え、今までのやり取りを聞いたお考えをお伺いいたします。 224 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 225 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。石岡駅周辺の整備等、新たな市の将来像に向けた取組の中でも、この石岡中心市街地を起点に魅力あるまちづくりの中核となる事業としまして、市民の皆さんからも大きな期待がかけられているものと捉えております。  事業を進めるに当たっては、様々な条件や制約がある中においても慎重に検討を重ねながら着実に進めていくとともに、特に高齢者や障がいを持つ方々を含む多くの利用者、全ての利用者が安全に利用できる施設をつくっていくことは基本であると捉えてございます。  ご指摘のありました駅西口前ロータリーの横断歩道などの追加設置など、安全対策につきましては、今後警察当局へ強く求めていきたいと考えてございますので、ご理解いただければと存じます。 226 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 227 ◯7番(石橋保卓君) そういう答弁をお聞きしますと、じゃ、今まで何も検討していなかったのかということになるんです。  今後、警察と協議をしていく。じゃ、今まで何やっていたんですか。たしか、ここで市長明言されましたよね、早急に取り組むと。  本当に今障がい者や市民の方の安全を確保するというんであれば、これは最優先で協議を進めて実行に移すのが今市長に与えられた責務ではないですか。もう一度お伺いします。 228 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 229 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁いたします。失礼いたしました。駅西口前ロータリーの横断歩道の追加設置につきましては、現在も警察当局へ求めているところでございます。  今後とも、その安全対策が早急に完成できますよう進めてまいりたいと思います。 230 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 231 ◯7番(石橋保卓君) 私がお伺いしているのは、横断歩道1つだけではないんです。  西口交差点ロータリーの全面的な改修といいますか、安全確保を言っているわけです。先ほどのゼブラゾーンのところもそうなんです。  本当にいっときだけ答弁をして、その場をしのげばあとは時がたてばというふうにお考えになっているのかどうか分かりませんけれども、この場で答弁したことについては責任を持ってくださいよ。職員にきっちりとした指示を出してください。そうすれば職員は動きます。  この点については時間もありませんので、次へ移ります。  では、2番目として複合文化施設整備事業についてということでお伺いをしてまいります。  9月定例会において、関連の補正予算が否決をされました。  この否決を踏まえて、今後どのように修正を図られるのか、改めてお伺いをしてまいります。 232 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 233 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。複合文化施設整備事業につきましては、現在部長級で構成する基本構想策定検討委員会を立ち上げ、その下に課長級で構成するプロジェクトチーム、担当レベル、若手職員などで構成する専門部会を置き、それぞれ連携を図りながら整備基本構想を取りまとめていきたいと考えてございます。  これまでの経過といたしまして、10月18日第1回検討委員会以降、計4回開催してございます。基本理念及び基本方針について協議を行っているところでございます。  また、プロジェクトチームにつきましては1回、専門部会として財務部会、若手職員検討部会をそれぞれ1回開催し、今後、協議に向けて準備作業を行っているところでございます。  今後の取組の方針につきましては、まず、施設の整備に関する基本理念、基本方針について整備構想策定検討委員会において取りまとめを行い、プロジェクトチーム及び専門部会において細部の検討を行い、基本構想を策定していくこととしてございます。  実施スケジュールといたしまして令和5年3月を目途に基本構想案の策定を行い、5月には議会へ報告できればと考えてございます。  また、検討の途中経過につきましては適宜議会への報告を行い、ご意見をいただければと考えてございますので、よろしくお願い申し上げます。 234 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 235 ◯7番(石橋保卓君) 今の進行状況といいますか、ご説明があったわけですけれども、今説明の中でプロジェクトチームというお話がありました。  プロジェクトチームを令和2年に設置されて、検討されてきた経過があるわけじゃないですか。  なぜここで改めてまた、プロジェクトチームを設けて検討を図るのか。そのときの検討結果が反映されているのかどうか。10月28日の決算委員会の総括の日において、プロジェクトチームの業務報告書の提出を市長のほうにお願いしました。市長のほうから出せるものは出したいというお話をいただきました。  その報告はまだ私の手元に届いていません。どうなりましたか、お伺いします。 236 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 237 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。決算特別委員会での石橋議員からのものに関しましては、庁内でも検討いたしまして前回出しましたペーパーと同じものになりますが、これまでのプロジェクトチームの開催の日にちと、その協議内容、また、そのプロジェクトチームへの参加している名簿、こちらを提出させてもらっておりますので、これでこれ以上のものを今回は出すのは控えさせてもらいたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 238 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 239 ◯7番(石橋保卓君) 控えさせていただく理由を明確にお答えください。 240 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 241 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。先ほど石橋議員からもありましたが課長級で構成するプロジェクトチーム、これも前回令和2年につくっておりますが、こちらの検討したものも引き続き現在行っているプロジェクトチームですとか、基本構想策定委員会、検討委員会、こちらでも前回出たものの意見等は集約というか、活用する部分がございます。  そのため、複合文化施設整備事業そのものがなくなったわけではございませんので、まだ事業の検討をしている段階ということで、こちらの検討内容については今回は控えさせていただきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 242 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 243 ◯7番(石橋保卓君) では、1つお伺いしますけれども、1つの事業でいろいろな検討する組織、そういった部分、議事録、そういうものは1つの事業が完了しなければ全て出せないというお考えでよろしいんですか。  私は違うんじゃないですかね。我々議会がどういう立ち位置で行政に向き合うか、皆さん方よくご存じだとは思うんですけれども、我々の1つの責務としては行政のチェック機関としての立ち位置もあるわけです。  行政が現在進めている事業の途中途中でもチェックすることは可能ですよ。ましてや複合文化施設、事業の途中だとは言いましたけれども、一度そちらから提案された部分は白紙になったわけです。その部分を継承していくのに何の支障がありますか。  もう一度、ご答弁なり、時間がありませんので今定例会の特別委員会までに結論を出し、特別委員会で業務報告書が提出されることを再度ここでお願いするなり、要求するなりさせていただきます。  では、次行きます。  この中で令和2年に発注されました複合文化施設の基礎調査業務委託、これが今年4月の9月まで延長になっていたかなというふうに思います。  この一旦白紙になった複合文化施設、この基礎調査業務委託の取扱いについてはどのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 244 ◯議長(菱沼和幸君) 市長直轄組織理事・浅田君。 245 ◯市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智君) ご答弁申し上げます。令和2年度から継続して行ってきた基礎調査業務につきましては、基本計画を策定しPFI手法を含む事業の可能性調査を目的として実施したものでございます。  当初サウンディング調査を行い、事業手法別の工程、事業費の比較を行って業務を完了させる予定でございました。しかし、整備基本計画の取下げに伴いましてこれらの作業は行わないことから、仕様書を変更し変更契約を経まして業務を完了させているところでございます。
     以上でございます。 246 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 247 ◯7番(石橋保卓君) この委託については、委託を受けたコンサルのほうとしては想定をしていなかった寝耳に水の部分といいますか、大変対応に苦慮しているところではないのかなという感じがします。  そういったところについての今後の取扱い、十分留意をされて、いたずらにコンサルのほうに気を遣う必要はないでしょうけれども、遺漏がないように、ただ、貴重な血税を使った委託ですから無駄遣いにならないようにとは言いながらも、これまで進めようとしていたことは決して我々としてもそのまま進めるわけにはいきませんので、そういったところの落としどころといいますか、取りまとめといいますか、そういうところはかなり苦労をされると思いますけれども、努力をしていただきたいというふうに思います。  ただ、いずれにしろこの部分については、やはり事業を進めるに当たってガラス張りの部分は必要だと思うんですよ。我々が要求するものが出せないということは、我々はそれに対して深い疑念を持たざるを得ない。結局そういうことになってしまいますので、努力をお願いしたいと思います。  次に、小学校の統廃合事業についてのほうに移ります。  南小学校の長寿命化改良工事について、現在改良工事が急ピッチで進められているかと思います。  令和6年4月の統合に間に合う計画となっているのかどうか、お伺いをいたします。 248 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 249 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。南小学校の長寿命化改良工事、こちらにつきましては、関係各所と工事内容や工程について検討を行いまして、学校側の意見も聞きながら工事工程を取りまとめてまいりました。  計画に沿った工事を進めるに当たりまして、現在契約を締結しております設計事務所や工事業者と協議を行いながら進めておりまして、令和6年4月の学校統合、開校に向けた工事を進めているところでございます。 250 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 251 ◯7番(石橋保卓君) 重複するところあるかもしれませんけど、現在の工事の進捗状況というのは順調に進まれているのかどうか、お伺いをいたします。 252 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 253 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。工事の進捗状況でございますが、グラウンド周りの樹木の伐採、抜根が終了いたしまして、駐車場出入口及び仮職員駐車場の整備がほぼ完了見込みとなってございます。  また、現在はグラウンドに仮設校舎の建設が行われておりまして、これも予定どおり令和5年2月14日までに完了見込みとなってございます。 254 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 255 ◯7番(石橋保卓君) では、統合といいますか、開校までに現在の工事だけで済むのかどうか、今回長寿命化の工事が終了した後、開校までの間にまだまだ整備しなければならない部分があるのであれば、今後の予定をお伺いいたします。 256 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 257 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。今後の工事の予定でございますが、校舎と体育館の工事に関しましては、仮設校舎が完成しまして、その後、そちらに児童生徒の引っ越し等が終わりました後に実際の工事が始まることとなります。  令和5年12月には体育館の工事が完了し、令和6年1月には校舎の工事が完了となるスケジュールになってございます。  令和6年4月の開校時には、整備が完了した校舎と体育館を使用できる見込みとなっております。  また、バス通学が始まりますのでバスの回転場、それから、来客用の駐車場の整備を開校に間に合う計画で進めております。  グラウンドの整備につきましては、仮設庁舎撤去後に工事開始を現在予定しておりますので、そちらにつきましてだけは開校後になりますが、令和6年9月頃に完了見込みということになってございます。 258 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 259 ◯7番(石橋保卓君) ほかの事業と比較をすることはふさわしくないとは思うんですけれども、どうしても子どもたちが絡む部分、タイムリミットがきっちり決まっている部分でありますので、事業に遅れが生じないようなタイムスケジュールの管理といいますか、工事の管理といいますか、そういうところには十分留意をして進めていっていただきたいと思います。  次に、統廃合までのタイムスケジュールについてということでお伺いをするわけですけれども、午前中、大分白熱した議論がありましたので重複する部分もありますから、重複するところは避けながらお伺いをしていきたいんですけれども、やはり結論から先に言ってしまいますとやっぱり事業の進め方、手順の部分だと思うんです。  ちょっと行政としての責任をきっちりと、自覚という言い方もおかしいんですけれども、行政がある程度責任を持って議論の方向性を整理する必要があったのかなと、進め方、そういう部分が大事だったのかな、これまでのいろいろな混乱を外側から聞いていますと、どうも子どもたちは置き去りになっていますよね。  本当の主役は子どもたちです。子どもたちのためを思っての統合であるし、子どもたちのための学校であるわけです。  それが周りの外野の大人たちの思惑によっていろいろ混乱を招いたというのが1つの大きな原理、それをまとめ切れなかった教育委員会の行政としての責任というのは大変重いものがあるのではないかなというふうに思うわけです。  午前中の議論でも話題としては上がっていましたけれども、これからまだまだ統一をしていかなければならない、協議をしていかなければならない事項がたくさんあると思うんです。  まず1つ、ジャージ等の対策については現在どのような検討がされているのか、お伺いをいたします。 260 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 261 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。ジャージ、校歌等に関しましては、まだ決定していない状況ですので、今後検討をしていくことになります。 262 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 263 ◯7番(石橋保卓君) それから、スクールバスなんかも当然検討課題に上がってくると思います。  スクールバスの検討状況はいかがになっているのか、お伺いいたします。 264 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 265 ◯教育部長(吉澤房江君) スクールバスのほうの検討状況でございますが、通学地域連携部会、専門部会のほうでそちらである程度を検討してございまして、事務局側のほうからある程度、これまでの経緯の中から大まかなルートなどについてはお示しができている状況となってございます。 266 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 267 ◯7番(石橋保卓君) 全ての子どもたちに対して満足のいく体制ができるかというとなかなかそこは難しいところでありますけれども、利用する子どもたちにとって不便が生じないような体制ができること、そういったところを望みたいと思います。  ここでちょっとお伺いしたいんですけれども、スクールバス、現在市内でも大分走っているし、見かけもします。  市内はこのスクールバスの制度というものは、市内一律になっているのかどうか、お伺いをいたします。 268 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 269 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。市内のスクールバスにつきましては、学校の統合により徒歩で通学が困難な遠距離通学の児童生徒、それから、路線バスの廃止により通学困難な区域を対象とした者とございまして、それから、スクールバスを運行することになった時期等によりまして、運行形態と、それから、利用負担、これが市町村の合併前と後という部分とかもございまして現段階で2種類となってございます。 270 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 271 ◯7番(石橋保卓君) 今の答弁を踏まえて、今後スクールバスの市内の一律化というものは教育委員会のほうでお考えになっているのかどうか、お伺いをいたします。 272 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 273 ◯教育部長(吉澤房江君) 運行形態につきましては、先ほど異なっているということでお答えしましたけれども、運行形態につきましては、貸切りによる運行と乗り合いによる運行と異なる形態がございまして、また、費用負担についても一部差がある状況でございます。  市内一律にすることにつきましては、公平性の観点からも早急に改善に向けて検討してまいりたいと考えてございます。 274 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 275 ◯7番(石橋保卓君) 一律化も大事だと思うんですけれども、もう一歩踏み込んで、無償化という部分については検討できないか、考えられないのか、お考えをお伺いいたします。 276 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 277 ◯教育部長(吉澤房江君) 今後、今ご質問いただいている南小学校の統合などもございまして、令和6年4月については、また、スクールバスの運行が増えるというような状況もございます。  また、保護者からのスクールバスの負担軽減の要望もございますことから、再考する時期になっていると認識してございます。  今後、市としてもバスの運行経費の削減を図りつつ、保護者の負担軽減も合わせて図れるようにしていきたいと考えてございまして、まず、庁内で保護者の負担軽減または無償化に向けた検討も行いつつ、保護者や学校関係者等で構成する石岡市教育バス運営等検討委員会、こちらも開催する準備を進めておりますので、そちらでの意見を聞きながら検討してまいりたいと考えてございます。 278 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 279 ◯7番(石橋保卓君) 無償化に向けては立ちはだかる壁もかなりあるのかなという感じは私個人はしているわけですけれども、とは言いながらも、やはり保護者負担、あとは利用したくてもその日、家族での送迎の予定が急にキャンセルになって、どうしてもバスで帰りたい、帰らなくてはならないという場合も当然想定されると思いますし、その都度やはり料金の部分を子どもたちが心配するようになってはこれは何のために運行しているかという本末転倒の話になってしまいますので、そういったところ、十分今後配慮をして可能であれば早急な検討をお願いしたいというふうに思います。  次に、今回南小学校の統合が大分話題になっていますけど、そのほかの小学校の統廃合の予定と進捗状況というのはどのようになっているのか、お伺いをいたします。 280 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 281 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。そのほかの小学校の予定、統合の進捗状況についてお答えいたします。  まず、1つ目として北小学校と府中小学校の枠組みにつきましては、統合検討委員会が立ち上がりまして、令和6年4月の統合に向けて課題等について順調に協議を進めてございます。  葦穂小学校、吉生小学校、柿岡小学校の枠組みにつきましては、令和4年8月に検討委員会が立ち上がりまして、3校の統合についての協議が始まってございます。  現在各小学校のPTAにおいて意見の集約が行われておりまして、取りまとめられた段階で第2回目の統合検討委員会を開催する予定となってございます。  それから、瓦会小学校、恋瀬小学校の枠組みでございますが、統合再編計画ですと2段階での統合というのが当然同じお子さんが2回の統合には当たらないような計画とはなっているんですが、1回での統合を望む声が多く、こちらについては現段階では残念ながら進展していない状況でございます。 282 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 283 ◯7番(石橋保卓君) 現在南小だけではなく、市内の小学校のほうで大分協議が進んでいると。  北小学校と府中小学校については、南小学校と同じ時期に統廃合ができるというスケジュールの説明だったと思うんですよね。それぞれまた、地域の実情といいますか、事情といいますか、そういうのもあるかと思いますので、そのほかの統廃合については粛々と進めていっていただきたいというふうに思います。  最後に統廃合に当たっての行政、今回についてはやっぱり教育委員会が主役といいますか、中心になるわけですけれども、行政の果たす役割というのはどのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。 284 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 285 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。行政のほうにつきましては、学校の設置者としまして学校の統合再編に伴う条例の改正や予算の執行など主体的な役割を担ってございますが、行政のみで統合を進めることはできないことから、関係する学校の保護者や教職員、地区の方に統合検討委員会を設置し統合による児童生徒と保護者の不安の解消、それから、統合後の学校運営が円滑に行われるよう必要な調整を進める役割があると認識してございます。  よりよい統合となるためには、行政には先ほどからもお話しいただいていますように進め方としまして主体性を持って進める必要があるかと認識してございまして、皆さんの意見を踏まえつつも連携、調整を図りながら主体的に統合を進めていく必要があろうかと考えてございます。 286 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 287 ◯7番(石橋保卓君) 子どもたちのための学校です。  子どもたちが置き去りにならないように、繰り返しになりますけど子どもたちが置き去りにならないようにやっぱり主体的に手順、進め方を間違えないで行政がある程度方向性を示して統廃合を図る必要性があるのかなと思います。  そういったところをもう一度原点に立ち返って、今後の対応をお願いしたいというふうに思います。  では、2点目、街路灯・防犯灯についてに移ります。  防犯灯の電気料金負担についてということでお伺いするわけですけれども、ここのところ本当に社会情勢の著しい変化によって電気料金がかなり高騰しております。  今回、執行部から提案されました補正予算においてでも、本庁舎のみだけ見ても電気料530万ですか、補正が組まれました。私が記憶している中では、年度途中で電気料の増額補正というのは本当に初めて、前代未聞の補正措置かなという感じがします。  そういった状況の中で、私これまで平成31年度の第1回定例会の一般質問や令和元年度の決算特別委員会、その中での決算審査の中でも度々お願いをしてきた部分なんですけれども、自治会で管理をしている防犯灯、この防犯灯の電気料金を公費で負担できないかというご提案です。  現在、全てというわけにはなかなかいかないと思うんです。  今行政主導で防犯灯のLED化が着々と進められているかと思います。  自治会も高齢化によって自治会組織が立ち行かなくなっているところも大分増えてまいりました。本当にお年寄りだけで自治会、町内会を組織しているところも随分あるんですよね。そういったところでやはり防犯灯の電気料金の負担というのはその地元にとっては大きな負担になっていると思います。  行政負担にこの電気料の部分について切り替えるべきということで度々お伺いをしてきたわけですけれども、これまで提案してきたことに対しての……。  ごめんなさい、まず、その前にごめんなさい、県内の状況、LED照明へ切り替えたところの行政負担を行っている県内の状況をまずお伺いをいたします。 288 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 289 ◯生活環境部長(鶴井重則君) 県内のLED照明の切替えが済んだものから行政負担をしている状況につきまして、ご答弁申し上げます。  電気料につきましては、石岡市を除く43自治体のうち、27の市町村が全額を行政で負担しておる状況でございます。  以上でございます。
    290 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 291 ◯7番(石橋保卓君) 改めて今、数を聞いてびっくりしたところなんですけれども、半数以上が行政負担で行われていると。私がお願いをした頃はまだお隣の小美玉市ぐらいだったですか、県内でも。  その後のやっぱり対応の早さというのは今数字を聞いて目を見張るものがあります。  当市においては、現在の検討状況というのはどのような状況なのか、お伺いをいたします。 292 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 293 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。地域が管理しております防犯灯につきましては、区長会からも要望をいただくなど、地域の大きな負担になっているものと承知しておりまして、担当といたしましても市の将来に向けた重要な課題の1つであると考えておるところでございます。  その対応といたしまして、令和3年度には各地域のご協力の下灯数の調査を実施いたしまして、市内全域で約8,400灯、電気料が当時、令和3年度でございますけれども、当時の料金で約2,000万円という調査を実施しております。  現在具体的な施策につきまして、全庁的な協議を進めているところでございます。  以上でございます。 294 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 295 ◯7番(石橋保卓君) 今ご答弁ありました8,400灯、全てはまだLED化が完了しているわけではないですよね。まだ蛍光灯の部分も残っているのかなとは思いますけれども、LED化が済んだところの部分については、すぐにでも行政負担へ切り替えていくべきではないかなと思うんですけれども、お考えをお伺いいたします。 296 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 297 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。防犯灯につきましては、先ほど言いました県内の状況や庁内協議等を踏まえ、現在地域防犯灯の移管について検討を始めたところでございます。  なお、コミュニティ推進課が管理しております街路灯と地域が管理しております防犯灯を全て管理するとなりますと、総数で約1万灯、電気料と維持管理経費、こちらを合わせますと現時点での推計でございますが、全てがLED化されたものとしても年4,000万から5,000万程度、さらには機材や電気料が高騰いたしますと、それに応じて増えることが想定されている以上の状況でございます。  以上でございます。 298 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 299 ◯7番(石橋保卓君) 再三再四になりますけれども、私は早急に本来、来年度からでもLEDへ転換が済んだ部分については公費負担で賄うべきではないかなと。  県内の状況を見れば待っている時間ないですよね。検討することもないのではないかなというふうに思います。  具体的にまだ、そういう時期というのは明言できることはできませんか、お伺いをいたします。 300 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 301 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。時期についてでございますけれども、防犯灯の移管につきましては、防犯灯の設置状況等の確認や受け入れる際の基準、名義変更の手続などが必要となると考えておるところでございますので、先進事例を調査し、事業概要を取りまとめたいと考えておるところでございます。  また、それらを踏まえまして事業化に向けた協議に入りたいと考えております。  予算的な課題もございますので、時期については具体的に申し上げることは難しい部分がございますので、引き続き防犯灯のLED化の推奨と併せ取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 302 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 303 ◯7番(石橋保卓君) 各地域自治会管理の防犯灯の電気に関しては、東京電力が全て把握していますよ。東京電力に協力を要請すれば、そういった部分の状況を把握するのはすぐできるかと思います。  自治会の会計をやった方であればそういった書類、必ず目にしたことがあるはずですから。東電は全て把握していますので、そういったところに協力を依頼しながら手続、もちろん東電さんも協力してくれるでしょうし、そういったところの協力を仰ぎながら、早急な対応をお願いしたいと思います。  できれば、あと4か月ぐらいしかありませんので、新年度というのはなかなか難しいのはよく分かっていますけれども、遅くとも令和6年度には自治会負担から行政負担へ切り替えることができることを、それ以前に、前倒しになることは当然歓迎しますよ、大歓迎ですよ。そうはいいながらも皆様方の努力に今後期待をしたいというふうに思います。  次に、街路灯についてお伺いします。  現在市で管理している街路灯の種類と数をお聞かせください。 304 ◯議長(菱沼和幸君) 生活環境部長・鶴井君。 305 ◯生活環境部長(鶴井重則君) ご答弁申し上げます。生活環境部でコミュニティ推進課が管理しております街路灯でございますが、市内全域で現在1,736灯でございます。  種類でございますけれども、従来の蛍光灯や水銀灯、ナトリウム灯、LED灯などが混在している状況でございますけれども、うちLED灯が899灯、全体としては5割強の設置の状況となってございます。  以上でございます。 306 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 307 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。都市建設部で管理しております道路照明の数でございますが、令和4年11月現在、石岡地区が188基、八郷地区が71基、合計で259基でございます。  このうちLED照明は35基でございます。その他につきましては、おおむね水銀灯でございます。  以上でございます。 308 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 309 ◯7番(石橋保卓君) 行政、市のほうで管理している街路灯というのも相当数の数があるということです。  こちらについてはまだLED化が半分程度しか進捗していないということなのかなと思います。  前にも私お聞きしたことがあるんですけど、ハロゲン灯ですか、ハロゲン灯が1日中ついている場所があると。切り替えする機械、照度計といいますか、それが恐らく故障していて24時間点灯しているんだと思いますけれども、そういったことをお伺いしたら、定量制なんで別に昼間ついていようが、何しようが市の負担は変わらないんですというお話を伺ったこともあるんです。  そうじゃないですよねと。やはり昼間ついている、こうこうとついていると違和感感じますし、電力不足が訪れるというふうな状況の中で、やはりそういったものはなるべく早く電力消費が少ないLED化をするとともに、場合によってはこの街路灯についてはソーラー化も検討されていくべきではないかなというふうに思います。  前回の定例会において、同僚議員からもお話がありましたと思うんですけれども、商店街が設置管理している商店街の街路灯、これらについてどの程度を行政のほうで把握をされているのか、お伺いをいたします。 310 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 311 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。商店街の街路灯の現状把握でございますが、設置時点の把握になってしまいますが、石岡地区におきましては、御幸通り商店街振興組合13基、香丸商店街振興組合38基、中町商店街12基、東地区商店会39基、金丸通り商栄会32基、そして、現在は解散をしてございますが、森木町商店会10基、泉町通り商栄会33基、国分町商店会22基となってございます。八郷地区におきましては、商店会としてではなく個店ごとに設置となりまして255基が設置されております。  以上でございます。 312 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 313 ◯7番(石橋保卓君) ありがとうございました。  やはりこれも自治会と同じように商店街での負担、維持管理、修理、そういった部分でのやっぱり負担が大きくなってきています。  商店街自体で持つこと自体も厳しいというお話を伺ったものですから、今回お伺いをするわけです。  今お話があったところ、ほとんどが県道敷のところなわけですよ。本来であれば県道の整備について、維持管理については県管理になるわけですけれども、私もちょっと県のほうに相談をしてみたところ、道路の構造自体の維持管理については当然県の管理でやりますけれども、街路灯、照明についてまではちょっと今のところ手が出せないと、そういうお話を土木部のほうからお伺いしました。  とは言いながらも、そのときの話としては、石岡市さんのほうで整備をしていただければこれは当然ありがたいお話なので県道敷に対して手を入れることについては何の異議もありませんというお話があったんですけど、それは違うでしょうと。  やはり県道敷は県道敷ということで県管理の部分ですんで、この部分についてちょっと時間がありませんから早口になりますけれども、県とよく協議をして、市で活用できる県の助成制度、補助金等があればそれを活用してソーラーのLED化で今大分いいものができています。  バッテリーを内蔵した街路灯が随分出ていますので、そういったもので整備をしていく必要があるのではないかなと特に御幸通り、お祭りのとき本当に暗い状況です。そういった部分でもぜひ必要かなと思うんです。  最後に市長のほうにお伺いしますけれども、これまでのこの防犯灯を含めた部分について、市長のほうからお考えなり、感想なりといいますか、どのようにお持ちになっているのか、お伺いをいたします。 314 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 315 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。担当部長から答弁がありましたとおり、防犯灯、商店街の街路灯は市が設置する各種照明とともに市民の生活を支える大切な照明であり、関連する施設、設備についてこれまで地域において支えられてきたという実情がございます。  地域や商店街などで生じている施設設備の継承の課題、また、明かりを通じたまちの魅力向上に向けた取組など、それぞれについて取り組む必要があると考えてございます。  まちを照らす明かりは市民の日常生活を支えているだけではなく、市を訪れた方が持つ本市の印象に対しても大きく影響を与えるものです。市の明かり全体を一定の統一的な基準の下で整備していくことが市の印象を変えていくことになろうかと思います。  LED化によるゼロカーボンへの取組はもちろんのこと、安全安心の目的としての観点あるいは暮らしの豊かさや市の魅力を向上させていく観点から、照明の在り方について整理していくことが必要かと考えており、照明の設置場所、明るさや色合いなどの規格、照明の当て方など工夫することにより市全体の印象の向上を図っていくことができると考えております。  市民生活の豊かさや来訪者の満足度を向上させ、まちのイメージの統一感や市の魅力につながっていくよう、照明に関係する部局に対し将来的な財政負担も考慮しつつ、協議、検討を引き続き進めていくよう指示してまいりたいと考えております。 316 ◯議長(菱沼和幸君) 7番・石橋保卓君。                  〔7番・石橋保卓君登壇〕 317 ◯7番(石橋保卓君) ぜひこの防犯灯の電気料の公費負担、それから、商店街の街路灯の整備、本当に前向きに早い段階でといいますか、スピード感を持って対応をお願いしたいというふうにお願いいたしまして私の質問を終了します。ありがとうございました。 318 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩をいたします。10分程度といたします。                   午後 2時46分休憩             ──────────────────────                   午後 2時59分再開 319 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 320 ◯15番(関口忠男君) 15番・関口でございます。通告に従い質問をさせていただきます。  私はこの4年間、様々な質問をしてきました。  その中で、これまでの私の一般質問において調査、検討、取り組んでいくなどの答弁が多くありましたので、その検証結果や調査結果、また、進めていくものについてどのように進めてきたのか、進捗状況についてお伺いをいたします。  最初に、初めに断っておきますが、できそうもないものについてさらなる調査、検討などの答弁は要りません。できないものはこのような理由で難しい、また、できないとはっきり言ってくれれば結構ですので、よろしくお願いをいたします。  まず、初めに令和3年第1回定例会及び令和4年第2回定例会で質問したフラワーパークに向かう路線の検討状況について伺います。  令和3年第1回定例会では、私のフラワーパークに通じる新たな道路整備を検討してみてはどうかとの質問に、新たな道路整備の必要性について検討するとの答弁があり、令和4年第2回定例会で同じ質問に対し、新たな道路整備の必要性について引き続き調査研究するとの答弁がありました。  どのような調査研究がなされたのかをまずは伺います。 321 ◯議長(菱沼和幸君) 都市建設部長・櫻井君。 322 ◯都市建設部長(櫻井正洋君) ご答弁申し上げます。県道7号石岡筑西線からフラワーパーク方面へと向かう路線の検討状況についてでございますが、現在主軸となる幹線道路の整備としまして上曽トンネルの整備や神林・上曽線の整備等を進めているところでございます。  これらの道路が完成することで、交通の利便性が向上することが見込まれているところでございます。  まずはこれら主軸となる幹線道路の整備を進めていき、併せて周辺地域の交通状況や課題等を把握し、新たな道路整備の必要性について調査をしていきたいというふうに考えております。  なお、既存の下林地内の下宿南交差点から根小屋方面へ向かう市道B0110号線につきましては、一部の区間において道幅が狭く、カーブで見通しの悪い区間がございましたので交通の安全性を確保するため、道路改良工事を実施しているところでございます。  しかしながら、抜本的な解決には至っておりませんので、引き続き幹線道路等の交通状況と課題等を把握し、既存道路の改良や新たな道路整備の必要性などについて調査検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 323 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 324 ◯15番(関口忠男君) 上曽トンネルが開通して桜川市のほうからと、あと、つくばとか、県南とか県西からのルートはできますけど、水戸方面からのルートができないんです。それを再三言っているんです。  それをまた、検討するという話ですけど、上曽トンネルが開通する前にと私は何回も言っているんですよ。上曽トンネル開通してからでは、渋滞になって混んじゃうんですよ。ですから、上曽トンネルに……、また、今度それについては質問をさせていただきます。  そのときには部長、はっきりとルートも決めてそれに向かって進めていくと、そういった答えを聞きたいんですよ。よろしくお願いします。  続いて、文化財について伺います。
     石岡市は歴史の里を公言しており、数多くの文化財が発掘されております。  やはりその文化財を1か所に集め、見学してもらう。今までに見たことがないようなものが見学できるとなれば、歴史の里石岡を広く周知できるのではないかと思います。  そのためには、やはり分散させておくのはものすごく市のマイナスになるのではないか。  そこで、令和2年度第1回定例会で文化財の集約について質問しましたが、ふるさと歴史館の機能移転と併せ検討していくとの答弁でしたが、どのような検討がされたのか、お伺いをいたします。 325 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 326 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。石岡市内には展示施設としましてふるさと歴史館、風土記の丘展示室、農村資料館がございます。  また、文化財の保管場所としましては、旧石岡給食センターを使用しております文化財管理センターがございます。  いずれの施設も老朽化が進んでおりまして、令和元年9月に策定した博物館等個別施設計画では集約化を検討するとしている施設もございます。  このうち旧大増小学校の敷地内にございました農村資料館につきましては、市長部局と協議の上、中央公民館図書室とともに八郷総合支所内に移転、集約化を行いました。今年4月1日から農村資料室としてリニューアルしてございます。  その結果でございますが、4月から11月末日現在で754人の来館者がございまして、新型コロナウイルス感染症が流行する前の令和元年度の農村資料館の来場者数134人と比べまして大幅に増えている状況にございます。  また、現在ふるさと歴史館と文化財管理センターの移転、集約化につきましても、検討を進めているところでございます。  風土記の丘につきましては、今年6月に各常任委員会におきましてご報告しておりますように周辺施設との一体的な活用も視野に入れ、関連する部局で横断的に協議を継続しているところでございます。 327 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 328 ◯15番(関口忠男君) 次に、文化財の展示と活用方法について、多くの文化財も含めて積極的に展示活用する考えがあるのかと質問したんですよ、前に。  そのときに教育長は、文化財行政の在り方や施設の在り方を検討した上で、市と連携を図りながら対応していくとの答弁がありました。  検討内容や市との連携について、どのような協議をされたのかを伺います。 329 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 330 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。文化財の展示につきましては、ふるさと歴史館での常設展と年4回の企画展、風土記の丘展示室での常設展等を年1回の発掘速報展、農村資料室での展示と年2回のミニ企画展などを行っております。  また、文化財の活用としましては、これらの展示に加えまして文化財調査報告会の開催でありますとか、ふるさと学習などの学校教育、市報への連載記事の掲載などの活用を実施しているところでございます。  前回ご答弁申し上げました後の協議内容としましては、博物館等個別施設計画の進行管理でありますとか、文化財保存活用地域計画の策定を進める中で、展示施設及び文化財管理センターの整備や維持管理にかかるコストの課題、人員配置の課題などから、教育委員会だけでなく市長部局の関連部署を交えて協議を行いまして全体的、また、中長期的な視点で公共施設のマネジメントに取り組んできているところでございます。  そういった協議を経まして、農村資料館が八郷総合支所内に移転し、風土記の丘は展示室を含む施設全体と周辺施設との一体的な活用も視野に入れた協議を進めておりますことから、今後も引き続き課題解決に向けまして連携を強めてまいりたいと考えてございます。  一方で、施設の老朽化の課題とともに、市民の皆様や史跡の来訪者から狭隘なふるさと歴史館の拡充を求めるご意見も頂戴しておりますことから、引き続き施設の整備、集約化と文化財展示の充実を図ってまいりたいと考えてございます。 331 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 332 ◯15番(関口忠男君) 次に、令和2年第3回定例会において、教育バスの質問に対し教育長が利便性の向上、公平性、また、子育て支援の観点から教育バスのよりよい運行方法について改めて調査研究、さらには検討していくとの答弁がありましたが、これについて定期券購入の利便性向上の方法や通学バス利用者への公平性、利便性及び通学バスの無償化などについて検討するということでしたが、どのような検討をされたのか、お伺いをいたします。 333 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 334 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。まず、定期券の購入の利便性向上につきましては、現状としまして定期券を購入する場合につきましては、バス事業者の購入窓口かバスの車内で購入が可能となってございます。  また、納付書による納入につきましても、銀行のほか、本所や支所において納付いただいているという状況でございます。  こちらにつきましては、引き続き利用者からの声を踏まえまして、利便性の向上に努めてまいりたいと考えてございます。  次に、通学バス利用者の公平性、利便性、それから、通学バスの無償化につきましては、先ほども答弁、申し上げていたところでございますが、今後小学校の統合、再編が進みますと統合される学校の児童生徒側に負担が増えるという状況になってまいります。  保護者からのスクールバスの負担軽減の要望もございますことから、再考する時期になっていると認識してございます。  今後、市としてバスの運行経費の削減を図りつつ保護者の負担軽減を図るため、庁内での検討と併せまして保護者や学校関係者で構成する石岡市教育バス運営等検討委員会、こちらの準備も進めておりますことから、こちらでの意見を聞きながら検討してまいりたいと考えてございます。 335 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 336 ◯15番(関口忠男君) 今の説明ですと改善された点もあると。まだまだ改善の余地があると。  今後も部内の中でさらなる協議を進めていただきたいと思います。  続きまして、歓迎塔について伺います。  やはり他市でも行っている歓迎塔は、私は重要であると考えています。  観光客がここ、いいな、また、来たいなと思ったとき、どこの市か分からないようでは、次に来ることもないと思います。  そのような考えから、令和3年第3回定例会において歓迎塔設置の質問をしましたが、今後のアクセス道路の状況に合わせ検討するとの部長答弁があり、さらに単なる歓迎塔ではなく少し工夫を凝らしたものを検討すると市長が答弁しております。  どのような検討がされたのか、お伺いをいたします。 337 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 338 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。歓迎塔につきましては、主要な街道沿いに主に車を利用し、市外からの来訪者に向けて歓迎の意を伝え、再度石岡市に来ていただけるような感謝の意を込めたサイン表示看板であると認識してございます。  歓迎塔を設置することでおもてなしの心を表現することは、市のイメージアップに寄与するものと考えており、当市の状況でございますけれども、朝日トンネル付近の辻交差点の付近に1基設置されている状況でございます。  本年度におきましては、具体的な歓迎塔のデザインなどの検討に入る前の段階といたしまして、どのようなデザインやマークでどのような魅力発信をしていくことが望ましいのか、市のシティプロモーション、情報発信の在り方に関する検討を行っているところでございます。  ほかの自治体の例ではございますが、歓迎塔のデザインは塔の形やデザインに工夫を凝らしているものや、歓迎塔自体がランドマークとなるようなものもございます。  一方で、現在石岡市には公共施設などの案内看板があり、様々なデザインとなっております。  このような現状を踏まえまして、市全体のPR効果や景観などの観点で見た場合、統一的なデザインが大切になってくるものと考えてございます。一定の統一性を有したデザインの在り方を検討する必要があると考えてございます。  現在シティプロモーション推進事業において、ブランドメッセージにつながるロゴマークの検討をしておりますが、本年度末までにロゴマークなども決定していく予定でございます。  市の魅力をPRするデザインとして、歓迎塔などの統一的なデザインとして、ブランドメッセージのロゴマークを活用できるかどうかにつきましても、引き続き検討してまいります。  以上でございます。 339 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 340 ◯15番(関口忠男君) 次の質問に入ります。  次に、令和4年第1回定例会においてSDGsへの取組を意識した事業展開を進めると答弁がありましたが、この令和4年度、どのような事業を行ってきたのか、お伺いをいたします。 341 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 342 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。最初にSDGsについてでございますが、世界全体が共通して貧困の撲滅や環境問題に対処するため、持続可能な開発目標としてSDGsが叫ばれているところであり、SDGsに係る機運が全国的に高まっております。  本市におきましては、総合計画の将来像の実現のため、全ての政策、施策に共通したテーマとしてSDGsの視点を取り入れてございます。  総合計画における位置づけでございますが、SDGsは17のゴールと169のターゲットで構成されておりまして、169のターゲットと総合計画第1期基本計画の61の基本施策を結びつけることによりまして、総合計画の実現がSDGsの達成につながるよう進捗管理できる体制を整えたところでございます。  これまでの取組でございますけれども、令和3年度におきましては、市が一体となってSDGsを推進していくため広く知っていただくことが大切であるとの認識の下、市民と職員のそれぞれに向けたセミナーを開催し周知啓発に努めてまいりました。  令和4年度におきましては、広報いしおか7月1日号において特集記事を掲載し、身近な取組がSDGsにつながっていることを周知したところでございます。  また、市の出前講座のメニューに新たに追加をいたしまして、市民の皆様の主体的な学びに貢献できるように取り組んできております。  今後の取組でございますが、さらなる推進のために市民向けのセミナー開催や啓発冊子の配付、パネル展示などを行いまして周知啓発をしてまいりたいと考えてございます。  また、市職員に対しての意識啓発についても充実を図るため、楽しみながら学ぶことができるカードゲームによるワークショップを実施する予定となってございます。  先ほども申し上げましたが、総合計画の施策目標とSDGsの17のゴールを関連づけております。  各部局が主体的にSDGsへの取組を意識しながら事業を進めることで、総合計画の着実な実行とSDGsの達成に結びつくものと考えてございます。  今後はPDCAサイクルに沿いまして、総合計画とSDGsの進捗を管理してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 343 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 344 ◯15番(関口忠男君) 1つの目標に向かいまして事業を展開していると、まとめるとそういう答えかなと思うんですけど、今後、今部長が言ったようにどの部署でもSDGsを意識した事業展開を図っていっていただきたいと思います。  続きまして、令和元年第2回定例会において質問した第2次観光振興計画について伺います。  平成31年に策定され、現在4年目となり来年度は中間の年、いわゆる見直しの年となります。  その中で、この計画は短期、中期、長期で実施する事業の3つに分けられています。  それらの事業で実施できたもの、また、短期で行うとされていたにも関わらず実施できなかった事業について、なぜ実施できなかったのか、お伺いをいたします。 345 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 346 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。第2次観光振興計画につきましては、「市民とともにつくる常陸国の歴史・里山を体験できるまちいしおか」を将来像として市民が一体となった観光によるまちづくりを目指すために、魅力ある観光地域づくり、戦略的な情報発信、周遊観光の推進、持続可能な観光産業の育成の4つの基本方針を設定いたしまして本計画を策定したものでございます。  現在の進捗状況でございますが、短期的なものといたしまして茨城県や近隣市町村と連携した観光PRを実施し、また、茨城県フラワーパークやふれあいの森リニューアルに伴い施設の魅力を国内外に向けて情報発信の強化を行うなど取組を行ってきました。  その他といたしまして観光地域のネットワーク推進として各観光施設の連携を図り、観光客の滞在時間の延伸を図るためにネットワークの構築を図るなど推進してきました。  中期的なものといたしましては、既存施設の効果的な利活用として民間の活力を利用しながら魅力向上とサービスの充実を図り観光客の利便性を高めるため、Wi-Fiサービスなどの環境整備を図りました。  また、宿泊施設の整備として花やさと山などの滞在型観光施設の整備の実施や交通事業者と連携強化といたしまして、土日祝日に観光周遊バスを走らせるなど、観光客が利用しやすい環境の構築を進めてまいりました。  昨年度におきまして、石岡市観光振興策定委員会を開催し、その中で第2次石岡市観光振興計画の進行状況及び効果検証について協議が行われ、計画推進体制の構築を図ってまいりました。  本年度におきましても、石岡市観光振興策定委員会を開催し効果検証に努めてまいります。  以上のように観光振興計画について進めてきたところではございますが、短期的な計画において昨今の新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により、周遊観光の推進など市内観光の魅力アップにつながる事業が一部中止となってしまったところでございます。  今後につきましては、アフターコロナを見据えながら、引き続き周遊観光の促進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 347 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 348 ◯15番(関口忠男君) 理解いたしました。  次に、6次産業化について、これですが、市長が話しているんですけれども、もうかる農業をするためには一次産品をそのまま売っていてもなかなかもうからない。ですから、もうかる農業を推進するためには6次産業化が不可欠であると。私もそう思います。  そこで質問をしたわけですけど、令和2年第3回定例会で6次産業化を今後どのように取り組むのかとの質問に対し、県や企業等と連携を図り取り組んでいくと答弁でしたが、県や企業を交えたどのような連携が図られたのか、お伺いをいたします。 349 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 350 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。6次産業化について、県や企業との連携でございますが、昨年6次化ブランド化を委託しております能力アップ推進会議のメンバーをこれまでのJAや生産者主体から民間企業を加えまして、実効性のある構成員に一新し進めているところでございます。  以上でございます。 351 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 352 ◯15番(関口忠男君) 今の答弁でメンバーを一新したということですが、その成果としてどのような製品ができたのか、お伺いをいたします。 353 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 354 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。6次産業化の成果でございますが、民間企業に原材料を提供し、ブドウのリキュールの試作を行ったほか、洋菓子店の商品開発を支援してきたところでございます。
     以上でございます。 355 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 356 ◯15番(関口忠男君) これらをブランド化にするのには市の役割、また、企業の役割を明確に進めると。この前、答弁していたんですよ、ブランド化を進めるのには。  そこで、現在そのブランド化についてはどのようになっているのか、お伺いをいたします。 357 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 358 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。ブランド化におきましても、能力アップ推進会議に委託をして進めているところでございますが、議員からご提案のありました民間との連携につきましては、能力アップ推進会議の会員に入っていただき、ブランド化や商品開発にご協力をいただいているところでございます。  今後ももうかる農業実現のため、企業と連携をして進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 359 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 360 ◯15番(関口忠男君) 次に、獣害対策についてですが、イノシシの被害については、今年は豚熱の発生により農家の方々も少ないと言っていますが、いまだに果樹などメインに数多くの被害があると聞いております。  そこで、令和3年第2回定例会において獣害対策について、年間を通した捕獲活動についての答弁の中で捕獲期間の延長については協議しているが、自治体の人数までは協議に至っていないと。今後、捕獲時間や自治体の増員について協議を進めるという答弁をいただいております。  その後、どのような協議を進めたのか。そして、現在どのように進んでいるのか、お伺いをいたします。 361 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 362 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。年間捕獲の協議内容について、現在本市のイノシシ捕獲状況は議員おっしゃられるとおり豚熱の影響等に思われる理由により昨年度から減少傾向となっているところでございます。  しかしながら、依然として獣害による農作物への被害が多く発生しており、年間を通した捕獲への協議は継続して行う必要があると認識しているところでございます。  捕獲期間につきましては、今年度は昨年度より7日間延長して捕獲活動を行っており、また、石岡市鳥獣被害対策実施隊には年間を通した捕獲許可を出し、緊急的に対応しているところでございます。  次に、石岡市鳥獣被害対策実施隊の増員についてでございますが、実施隊員につきましては、仕事をされている方や高齢化等の影響もあり増員までには至っておりませんが、現状の捕獲頭数を見ながら猟友会石岡支部及び八郷支部と検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 363 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 364 ◯15番(関口忠男君) 次に、令和3年第4回定例会、ちょうど1年前になります。  そのとき質問しました花やさと山の進入路についてお伺いをいたします。  花やさと山の進入路については、昨年9月の定例会で補正予算が可決し、その後の質問で路線を早急に確定し進めていくとの答弁でしたが、進捗状況について伺います。  何ら現在状況が見えておりませんので、その辺についてお伺いをいたします。 365 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 366 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。昨年度石岡市ふれあいの森山頂にオープンいたしました観光宿泊施設、花やさと山の宿泊者が車両で上がるために宿泊者専用道路新設工事の測量、設計委託を行う経費をお認めいただいたところでございますが、関係者間で最終ルート決定のための協議を継続していますことから、本年度へ繰越しをしたところでございます。  その後の進捗でございますが、新ルートまたは現道拡幅など検討をした中で、費用対効果や安全安心、防災などの面を勘案し、現在関係者の方々に個別にご意見等を再度お聞きしながら進めているところでございます。  いずれにいたしましても、路線については安全安心を第一に考えながら決定してまいりたいと考えております。  以上でございます。 367 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 368 ◯15番(関口忠男君) この路線については、グランピング施設への進入路なんですよ。  宿泊者が行きやすく、分かりやすい路線を加えて地域住民の理解の下進めてもらいたい。  今グランピング宿泊する方はフラワーパークの下の駐車場、ここに車を置いて、フラワーパークの中を通って送迎されて上に行っているんです。  今のやり方ですとリピーターというのは減っていくと思いますよ。最初は来るかもしれないですけど、不便ですよ。自分の車でいけないんですから、上まで。そういう状況は早く、この路線を早めにやっていただきたい。  次に、フラワーパークを核とした観光振興について、本当に核となる施設がリニューアルオープンし、観光客からの評判もよく、フラワーパークの入場者数もここ数年で一番の集客ができていると聞いております。  そこで、令和3年第4回定例会でフラワーパークを核とした観光振興を進めてはと質問をしたところ、観光客の回遊性を促進するため、民間事業者をはじめ関係機関と協力し合い進めるとの答弁がありましたが、これはどのように進めているのか、お伺いいたします。 369 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 370 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。茨城県フラワーパークをはじめ、各観光施設につきましては、当市観光振興における重要な施設であると認識してございます。  本年度におきましては、各施設との連携を図れるよう観光協会の協力を得て土日祝日に路線バスを活用した広域観光促進を進めてきたところでございます。  また、茨城県フラワーパーク駐車場にありますやさと農産物直売所へ観光案内ボランティアのためのブースの設置を予定しており、周遊観光につながる施策を進めているところでございます。  次に、民間事業者などとの連携を図れる仕組みでございますが、令和5年度秋には茨城県にてJRグループと連携した国内最大規模の観光キャンペーン、茨城ディスティネーションキャンペーンが開催されることもあり、地域全体で魅力と収益力を高めるために市内事業者にお集まりをいただき、観光施設連携会議を開催するなど情報交換の場の提供を行っているところでございます。  今後につきましても、地域住民や事業者、行政が一体となって市内に拠点する観光資源を連携させるさらなる取組を調査研究してまいります。  以上でございます。 371 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 372 ◯15番(関口忠男君) 今の考えで進めていただきたいと、大分進んでいるようなんで、ひとつ今後もお願いします。  これが最後なんですけど、観光協会の法人化、これについて。今までの観光協会は商工観光課の職員が業務を遂行しながら観光PRなどを行い職員に負担がかかっていたのではないか。また、本来やるべき観光施策の実施などに支障が出ていたのではないかと思われます。  観光協会が法人化すれば、商工観光課の職員は本来の業務を推進できる。観光施策を行政が考え、観光協会が実施する組織となることで観光の両輪となり得るとも考えられます。  そうすれば石岡の観光はもっと輝き、観光客へのおもてなしも十分にできると思います。  そこで、令和4年第2回定例会で質問した石岡市観光協会の法人化について、令和6年4月設立を目指すとの答弁でありましたが、現在法人化を進めるため、どのようなことを行っているのか。例えばプロジェクトチームを組んで進めているとかあると思いますので、どのように進めているのか、お伺いをいたします。  また、今後のスケジュールについても予定どおり進んでいるのか、進捗状況について伺います。 373 ◯議長(菱沼和幸君) 産業戦略部長・塩畑君。 374 ◯産業戦略部長(塩畑浩行君) ご答弁申し上げます。石岡市観光協会は観光事業の振興と地域社会の健全なる発展を図るため、石岡市における観光施設の紹介や誘致あっせんを行ってきたところでございます。  そういった中で昨年度石岡市観光協会の法人化の可能性を検討するため、観光協会を法人化している事例調査等を行い、法人化のメリット、デメリットや法人化に際しての留意点、法人化することで今後可能となる事業等を整理するための調査を行ってまいりました。  その調査内容を基に、現在設立準備委員会を設置し、法人化に向けての協議を進めているところでございます。  今後のスケジュールでございますが、本年度におきまして事業内容、設立手続の検討、調整を行っており来年度には法人の運営、役員募集検討、そして、予算調整を行い、令和6年4月からの実質的な稼働を予定しているところでございます。  以上でございます。 375 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 376 ◯15番(関口忠男君) 観光協会への法人化についてはスケジュールどおりということで了解をいたしました。  最後に市長に2点ほど伺います。  今回の私の質問は、以前検討する、調査するなどの答弁に対し再度質問したわけであります。  これまでの答弁を聞いて、同じように検討するという答弁がやはり多いような気がいたします。本当に検討しているのか、疑問に思えてなりません。  そこで市長に1つ提案があります。  このような検討する、調査するなどの答弁に対し、半年であるとか、1年であるとか期間を置いて検討状況を報告するようにしてもらいたいのですが、市長の考えをお伺いいたします。 377 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 378 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。これまで関口議員からご質問やご提言をいただきました各事業の進捗状況につきましては、各担当部長から答弁があったとおりでございますが、本年度スタートいたしました総合計画の将来像、「誰もが輝く未来へ 共に創る石岡市」の実現に向けて必要な見直しや改善を図りながらしっかりと前進させてまいりたいと考えております。  安全安心、魅力発信、対話学びという総合計画の3つの基本理念や共生、教育、協働という方針のほか、SDGsの掲げる誰1人として取り残さない社会の実現という観点からも各事務事業を整理しまして、PDCAにより適切に振り返りながら各分野の政策の実現に向けて取り組んでまいります。  議員ご提案の進捗管理につきましては、現在の事業ミーティングという形で行っているところでございますが、また、そういった仕組みをしっかりそのPDCAサイクルというものを取り入れながらしっかり管理をしてまいりたいと考えております。 379 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 380 ◯15番(関口忠男君) もう一点なんですが、現在進んでいる花やさと山の進入路、これですが、昨年8月にオープンし評判が徐々に下がっているように感じます。  市が4億から5億かけて造ったロッジやグランピング施設、本当にすばらしいいい施設だと思います。  しかし、宿泊客からは直接施設まで来られない、また、忘れ物を取りにパークの駐車場まで行かなければならない。夜出かけられないなどの不満も出ているところであります。  早急に進入路をつくっていただきたい。市長もなかなか進まないと思っていると感じていると思いますが、オープンしてから1年以上も宿泊客に迷惑を来している。いつまでに造れとか、そういう指示を市長がしているのか、これについてお伺いをいたします。 381 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 382 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。進入路につきましては、新設ではなくて安全安心、防災などの面を勘案し、また、利便性の向上も含めて現道を拡幅して使用することを考えているところでございます。  その拡幅に関しましては、地域住民の中でやっぱりご理解いただける方とそうでないという方がいらっしゃいますので、そういった方に対してもご理解、しっかりと説明し理解をいただきながら早急に進めてまいりたいと。私としましては、来年の5月の連休にはきちんと、1年になりますから使えるように指示してまいりたいと思ってございます。 383 ◯議長(菱沼和幸君) 15番・関口忠男君。                 〔15番・関口忠男君登壇〕 384 ◯15番(関口忠男君) 今市長が言われたとおりに約束を守っていただきたい。市長の強いリーダーシップで今後も進めていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 385 ◯議長(菱沼和幸君) 暫時休憩といたします。10分程度といたします。                   午後 3時44分休憩             ──────────────────────                   午後 3時55分再開 386 ◯議長(菱沼和幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者に移ります。  13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 387 ◯13番(山本 進君) 13番・山本 進です。今期定例会では2項目、質問通告させていただきました。一問一答方式でお願いいたします。  1項目目、石岡市の文化行政とその役割について、まず、文化財の保護、保存と活用の現状について伺います。  昨年から始まった石岡市文化財保存活用地域計画の策定作業は、今年度末までにその素案を完成させるべく追い込みの段階に入っていると伺っております。  さらにこの計画では、これまで文化財として指定されたまたは登録されているもののほかにも、地域に存在する4,000点を超える多種多様な歴史的遺産を保存し、次世代に伝承して教育分野にとどまらず、観光やまちづくりなどの分野まで幅広く活用するものと伺っております。  されば現在までに国、県、市の指定を受けている石岡市の文化財はどのように保存、活用されているのか、その現状を伺いたいと思います。
     石岡市で国、県、市の指定を受けている文化財の数は幾つありますか。  石岡市のホームページにその記載がありますが、ある別のウェブサイトにはこれと異なった数字もありましたので、念のために最新の指定の数をお尋ねいたします。 388 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 389 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。現在市の文化財につきましては、国指定が8件、県指定が37件、市指定が81件、合計で126件の指定文化財がございます。  これに加えまして、国登録文化財、看板建築等でございますが、こちらが19件でございます。 390 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 391 ◯13番(山本 進君) これらの文化財は個人の所有であったり、博物館に寄託されているなどして126件ですか、全ての登録文化財をいつでも見たいときに見れるというわけではないのですが、石岡市が管理している歴史資料、考古資料などについて、その保管場所や展示場所の案内がありましたが、その内容が変わっていても市のホームページではアップデートされずにそのまま掲載されているというものが何点かありました。  現在は修正されたようですが、今後は十分に注意してほしいと思います。  鹿の子遺跡から出土した漆紙文書は、長岡京跡や多賀城跡から出土したものよりも多量で内容も極めて貴重な文書であると言われています。  石岡市が全国に誇れる歴史資料です。  そのレプリカは何度か度々目にしておりますが、出土遺物そのもの、オリジナルです。これが今どこでどのように保管されているのか、大変気になります。  保存状態についてお尋ねいたします。 392 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 393 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。漆紙文書レプリカにつきましてはふるさと歴史館と風土記の丘展示室において展示しているところでございますが、出土遺物そのもの、オリジナルですが、こちらにつきましては、以前は文化財管理センターに保存していたものもございましたが、管理センターの劣化が激しい状況でもございますため、緊急避難的に全て八郷総合支所内に保管している状況にございます。 394 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 395 ◯13番(山本 進君) 漆紙文書は現在八郷総合支所に緊急避難中とのことでありますが、この貴重な歴史資料の劣化を防ぐためには、温度管理、湿度管理が必須と考えます。  他の文化財も含め、石岡市の管理施設はどのような対応がなされているのでしょうか。お伺いいたします。 396 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 397 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。文化財保存の温度、湿度につきましては、法令で定められたものではございませんが、文化庁の文化財保存施設、保存活用施設 設置・管理ハンドブック、こちらによりますと温度は28度以下を保てる冷房能力が推奨されておりまして、湿度は年間を通じて相対湿度50%から60%を保つことが推奨されております。  石岡市に保管しておりますその漆紙文書なども含めてですが、現状ではふるさと歴史館、文化財管理センター、八郷総合支所につきまして、いずれも温度、湿度の管理はできない状況になってございます。 398 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 399 ◯13番(山本 進君) これでは大事な、貴重な石岡市の文化財がどんどん劣化していってしまうんではないかと大変心配です。  この後、いろいろ質問させていただきますので、適切な管理ができるようによろしくお願いしたいと思います。  文化財の保存、活用について、私は自己啓発といいますか、私自身のモチベーションを高めようと思いまして、先日、城里町で廃校となった小学校校舎を活用して整備された茨城県埋蔵文化財センター、いせきぴあ茨城を訪ねてきました。  そこには石岡市のふるさと歴史館と同じように東田中遺跡の貝層剥ぎ取り標本が展示されていました。  標本自体は石岡のものとほとんど同じものなんですが、いせきぴあでは展示はとてもよく工夫されていて、見学者に与えるインパクトは石岡のものよりはるかに大きいと思いました。  そして、そのさらにその標本の下には手書きのものでしたが、毎日の温度、湿度の記録簿が備え付けてありました。自動的に温度、湿度を管理するといった高規格の設備が施されている様子でありませんでしたが、記録簿がありました。  石岡市でも最低限、これぐらいのことは見習ってほしいと思いました。  文化財の活用についてさらに申し上げます。  今回質問通告するに当たって、石岡市ふるさと歴史館を訪問いたしました。  歴史ボランティアの方なのか、運営委員の方なのか、どういう立場の方か、詳しくはお聞きいたしませんでしたが、その日はご婦人と男性の方が落ち葉を掃いたり、来館者の健康チェックをしたり、企画展の説明をしたり、熱心に活動されている様子に私はとても感心いたしました。  そのお二人から聞かされました。歴史館の玄関脇にある舟塚山古墳出土の箱式石棺の説明板、これは黒字に金文字で説明が書かれていて大層立派なのですが、隣にある府中城の土塁の説明板は文字が劣化してよく読めません。さらにその隣の風間阿弥陀に至っては、看板の足が破損しているということで歴史館の裏に片づけられてしまっているんです。大変残念です。来館者もがっかりだそうです。  その後、気になって若松地内、常磐自動車道の側道にある鹿の子遺跡の説明板を見てきました。これも相当劣化が進んでいます。  かすれた文字で鹿の子遺跡は地下の正倉院と呼ぶにふさわしい貴重な遺跡であると書かれています。  この説明板もぜひ地下の正倉院にふさわしい説明板に修復してください。お願いいたします。  市内の史跡を定期的に見回ったり、劣化したこうした案内板や説明板があれば、すぐに改善、改修すると、そういった管理体制や予算立ての仕組みはどのようになっているんでしょうか、お尋ねいたします。 400 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 401 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。史跡等の案内看板や説明板につきましては、経年劣化により文字が薄くなっているものや市民団体等が独自に立てた看板が倒壊しているものがあることは把握してございます。  そのため、毎年度修繕費を計上し順次修繕に努めているところでございます。  今後も引き続き改善を図ってまいりたいと思います。 402 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 403 ◯13番(山本 進君) 私は2か所回っただけで、これだけ劣化した説明板、順次改修しているということですが、全然追いついていないです。恥ずかしいです。  石岡を訪れて、史跡を訪れた方々がどんな印象を受けるか、想像してみていただきたいと思います。早急な改善をお願いしたいと思います。  次に、現在策定中の石岡市文化財保存活用地域計画ですが、この計画では、これまでの指定文化財に加えて新たなものをどのような仕組みで保存し活用していくのか伺います。 404 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 405 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。文化財保存活用地域計画策定による活用についてということでお答え申し上げたいと思います。  現在策定を進めております石岡市文化財保存活用地域計画につきましては、今年度末には素案を完成させ、来年度下半期において文化庁認定を目指しているところでございます。  従来の文化財保護の仕組みとしましては、指定登録されたものだけを個別に保存、活用するものでございましたが、その結果としまして未指定文化財の喪失が全国的に進んだことから、国において文化財保護法を改正するなど方針が見直され、所有者、行政、市民、民間団体など、地域総がかりで文化財を継承し、未指定文化財を含めた地域の文化財の総合的、一時的な保存活用を図ることとされてございます。  そのため、現在策定を進めております地域計画におきましては、過去に実施された石岡市、それから、や八郷町、県などの関係機関の調査報告書等から未指定文化財のリストアップを進めているところでございます。  今年、第2回定例会では4,000件以上と答弁しておりましたが、現時点では約5,300件をリストアップしていると聞いてございます。  また、計画によります文化財の活用方策でございますが、歴史文化の特徴に基づき設定します関連文化財群でありますとか、地域的または面的なまとまりをもって文化財保存活用区域を設定することによりまして、地域内に散在している文化財を俯瞰した保存と活用のプランニングを行い、まちの将来像の実現に向けまして歴史文化を生かした総合的、一時的な保存と活用につなげることにあるとございます。  それらによりまして、相互に結びついた文化財の多面的な価値、魅力を明らかにすることができるとともに、魅力的な空間の創出につながることが期待されるものでございます。  これらのほか、地域計画に盛り込む内容としましては、関連する市の計画、石岡市の歴史文化の特徴、文化財展示保存施設の現状と課題、それから、文化財の防災対策等につきましても記載してまいる予定でございます。 406 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 407 ◯13番(山本 進君) 非常に詳しい説明、ありがとうございました。  前回6月に伺ったときには4,000件、ただいま答弁、現時点ではさらに増えて今回は5,300件と大変な数の文化財になるわけですが、この新しい仕組みでの保存と活用のプランニング、文化庁の認定まで私も大きな期待を持って注視していきたいと思います。  次に、ふるさと歴史館の旧城南中学校校舎への機能移転の検討状況について伺います。  先ほど、同僚議員からも同様の質問がありましたが、私からも質問させていただきます。  機能移転の検討状況、いかがでしょうか。 408 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 409 ◯教育部長(吉澤房江君) ふるさと歴史館の検討状況でございますが、令和元年9月に策定しました石岡市博物館等個別施設計画におきましては、ふるさと歴史館は本市の歴史や民俗文化等を伝える施設として市内での再配置を検討することとしまして、また、歴史資料の保存、保管環境の改善と積極的な活用の両立を図っていくために文化財管理センターを併設し、集約化を検討するとしてございます。  なお、再配置に当たりましては、複合または市内の公共施設で空き施設となる建物への機能移転を基本に検討するとしてございます。  このうち、複合化につきましては、複合文化施設へ含めるか、庁内で検討協議を行ったところでございますが、展示施設に文化財管理センターを併設するとなりますと約3,000平方メートルの床面積を必要とすることから含めないこととなった経緯がございます。  以上のことから、ふるさと歴史館の移転、再配置につきましては、空き施設の利活用を基本として総合的に検討を進めてきたところでございます。  有力な候補地の1つとして検討してきた旧城南中学校につきましては、築60年を経過し経年劣化が懸念されることから、教育委員会で雇用している建築士に現地を確認していただくなど状況の確認を行ってございます。  引き続き、移転先となる施設の状況確認や計画策定を進めまして、何とか年度内には方向性をお示ししたいなと考えてございます。 410 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 411 ◯13番(山本 進君) ぜひ今年度中にはっきりとした方向を示していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  実は6月定例会から間もない今期定例会で再度、このふるさと歴史館の機能移転、再配置を質問に取り上げたのには理由があります。  先月11月18日にお隣のかすみがうら市の風返稲荷山古墳出土品という県指定の文化財が格上げされて、国の重要文化財に指定されると報じられたからです。  研究者の間では、茨城県からの国指定、次は石岡鹿の子遺跡、漆紙文書なんだろうと期待が高まっていた中のことだっただけに、石岡市民の私としては大変残念な気持ちです。  一方、宮嶋かすみがうら市長は大変うれしい、市民が郷土の歴史に触れ、愛着と誇りを感じてほしいとコメントしています。  それでは、なぜ石岡市は期待を裏切られてしまったのでしょうか。  人口集計文書としては我が国最古の貴重な歴史資料と言われている鹿の子遺跡出土の漆紙文書がなぜ国の重要文化財に指定されなかったのか。  それは、石岡市がこれほどの貴重な文化財であっても、国の基準でいう博物館機能を備えた施設で適正に保存活用されていないからだろうと言われています。  ふるさと歴史館の再配置、機能移転に当たっては、ぜひ博物館機能を有する施設として整備してほしいという思いから今回もまた懲りもせずにこの質問をしたわけであります。  ここで、念のために国の博物館法に規定される博物館とはどういうものか、お伺いいたします。 412 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 413 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。現在のふるさと歴史館なんですが、博物館法に規定される登録博物館、博物館相当施設ではなく、博物館類似施設に当たりまして、学芸員の配置は必須ではございませんが、登録博物館や博物館相当施設では専門的職員として常勤の学芸員の配置が必要となります。 414 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 415 ◯13番(山本 進君) ふるさと歴史館の再配置、機能移転には、それでなくてもお金がかかりますけれども、たとえその登録博物館が無理であっても博物館相当施設として整備するとなれば、さらに事業費や管理運営費もかさむことになると思います。  しかし、現在のふるさと歴史館、この狭い施設から少し広いところへものを移すだけといった機能移転では、これから石岡市が目指すべき本来の文化財の保存活用とは言えないと思います。  この点について、執行部の見解を伺います。 416 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 417 ◯教育部長(吉澤房江君) 現在地域活用計画、こちらでも活用のほうを計画していくことになります。  また、施設の整備についても、保存の観点から大変必要であるということは認識してございます。  ただ、それを活用するに当たっては、やはり専門員、博物館類似施設にする場合でもそうなんですけれども、そういった場合には市職員のうち、学芸員として採用されている職員でありますとか、学芸員資格を有する職員を配置する必要がございますので、こちらに関しましては、庁内関連部局を交えて協議をしてまいりたいと考えてございます。 418 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 419 ◯13番(山本 進君) そうですね。市長のリーダーシップの下にぜひとも庁内関係部局で前向きな協議を進めていただきたい、このようにお願いを申し上げます。  ここで、ふるさと学習や生涯学習の分野で幅広くご活躍いただいております教育長職務代理者、井坂先生からも、今日のこれまでの短い質疑でしたけど、これまでの質疑を踏まえて、石岡市の文化行政とその役割についてご所見をいただければと思います。お願いいたします。 420 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長職務代理者教育委員・井坂君。 421 ◯教育長職務代理者教育委員(井坂まち子君) ご答弁申し上げます。当市の文化行政につきましては、教育の分野においては、ふるさと学習や生涯学習分野における活用を重点的に推進しているところでございます。
     現在作成中の文化財保存活用地域計画におきましては、私も携わらせていただいています石岡の民話や昔話につきましても計画にリストアップされていますので、指定文化財に限らず、広く市内全体の歴史、文化、民族が網羅されることとなります。  また、ふるさと歴史館には私も何度もお伺いして展示を拝見しておりますけれども、議員ご指摘のように展示スペースが狭いことは十分承知いたしております。  子どもたちの学習への活用の面からも、ふるさと歴史館の充実に努めてまいりたいと考えております。  今後も石岡の子どもたちや市民の皆様が文化財や歴史、それから、芸術、文化に親しめるよう教育並びに文化の保存と活用を推進してまいります。 422 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 423 ◯13番(山本 進君) ご答弁ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。  続いて、市長からもこれまでの質疑を総括してご発言お願いいたします。 424 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 425 ◯市長(谷島洋司君) ご答弁します。本市に数多く残り伝承されている歴史的な文化財を保護、保存、活用していくため、現在石岡市文化財保存活用地域計画の作成を進めているところではございますが、5,000件を超える文化財のリストがつくられているとのことで、改めて本市の歴史文化の奥深さ、広がりを認識しているところでございます。  地域計画の策定を契機といたしまして、文化財の保存、活用をより一層推進していかなければならないと考えているところであります。  ふるさと歴史館の機能移転につきましては、市としましても展示施設の充実を図るため、課題の解決に努めているところでございまして、旧城南中学校を含めた既存施設の利活用やコストについて検討している中で、今年度中にその方向性をお示しできるよう担当部局へ指示しております。  併せて、人員につきましては専門性が高い分野で難しい部分もございますが、会計年度任用職員や外部の人材の活用など幅広く充実に努めてまいりたいと考えてございます。  議員ご提案いただいておりますように旧城南中学校を活用しまして、ふるさと学習センターのような子どもたちの学習に資するような施設なども検討の対象に入れながら機能移転を図ってまいりたいと考えてございます。 426 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 427 ◯13番(山本 進君) ふるさと歴史館の機能移転について、前回よりもさらに進んだ答弁いただいたわけですが、今回私のほうからご提案申し上げましたように博物館機能、これを備えた施設としてぜひ整備していただきたいことを繰り返しお願い申し上げたいと思います。  次に、質問2項目目、石岡市の多文化共生社会実現に向けた取組について、順次伺ってまいります。  私が石岡市の多文化共生プランについて最初に質問をいたしましたのは6年前になります。平成28年第3回定例会でした。  それよりさらに遡ること10年、平成18年に総務省は地域における多文化共生プランを策定し、国際交流と国際協力、これら2つの柱に加え、地域における多文化共生を地域の国際化の第3の柱として位置づけ、地域における多文化共生の推進に関わる指針や計画を示して、各自治体に対して計画的かつ総合的な施策の推進を呼びかけております。  このことは、実は私は機会あるたびに毎回同じような言葉を引用しながら発言してきているのでありますが、ともあれ、さらに国は令和2年に外国人住民の増加やデジタル化の進展など、社会経済情勢の変化を踏まえ、また、DEIに関する取組とその理念を浸透することなどを目的に地域における多文化共生プランを改定したとのことであります。  そうした中で、石岡市もいよいよ石岡市多文化共生推進行動指針の策定に着手したと伺いました。  そこでまず、お尋ねいたします。  今日ここに至るまでの間、石岡市が多文化共生推進のためにどのような取組をしてきたか、お伺いいたします。 428 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 429 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。今年度につきましては、生活者としての外国人への支援策といたしまして、日本語ができない外国人来庁者の不便を解消するため、生活環境部市民課と八郷総合支所市民窓口課に自動翻訳機を導入したところでございます。  また、国際交流関係団体、災害時語学ボランティア、市職員を対象といたしまして災害時外国人支援セミナーを開催し、災害時における外国人も分かりやすい日本語表記の在り方について学んだところでございます。  なお、災害時語学ボランティアでございますが、平成28年度に登録制度を開始いたしまして、現在17名の皆様に登録をいただいてございます。  また、過年度の取組でございますけれども、平成30年度には5か国語とやさしい日本語で防災ハンドブックを作成したほか、令和2年度には全7回の日本語ボランティア養成講座を実施いたしまして公募による16名が受講してございます。  また、市長公室秘書広聴課におきましては、無料のアプリ、カタログポケットによる多言語での情報配信を行ってございます。  以上でございます。 430 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 431 ◯13番(山本 進君) ありがとうございます。  これまでの取組について様々伺いましたが、石岡市が独自に作成したくらしの便利帳の多言語版もありましたよね。今はデジタル化の時代なので、このくらしの便利帳はどの程度利用されているのか分かりませんが、このくらしの便利帳の多言語版、その初版部を手にしたとき、私は石岡市民としてとても誇らしく思えて石岡市の取組を大いに評価したものでありました。  続いて伺います。これまでの取組の中で、どのような課題がありましたでしょうか。 432 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 433 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。外国人住民が地域の一員としてともに生活するためには、外国人住民の声を聞き、必要な生活支援をさらに充実させることが課題であり、併せて地域社会に対する意識啓発により日本人住民と外国人住民が共に理解し合う環境づくりが重要であると考えてございます。  日本人住民と外国人住民あるいは外国人住民同士が日常的に交流できる場を確保することは、外国人住民を地域社会の一員として受け入れる上で強く求められてきていると考えてございます。  以上でございます。 434 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 435 ◯13番(山本 進君) そうですよね。日本人住民と外国人住民あるいは外国人同士が日常的に交流できるスペース、ぜひとも確保してほしいと思います。  国際交流団体連絡協議会からもそうした施設、支援センターでも多文化交流センターでも、取りあえず名前はともかく行政の責任でこうした常設の施設を確保してほしいと強く要望されているところであります。  これについては、後ほど関係団体、協力団体等の連携、協働の部分でも触れさせていただきたいと思います。  ここで1点、課題です。外国人児童生徒に対する日本語指導の現状と課題について伺ってまいりたいと思います。  昨年も同様の質問をいたしましたが、年度も変わりましたので、現在の状況を確認させていただきたいと思います。  昨年の私の質問に対して執行部からは令和元年6月に公布、施行された日本語教育推進法の理念を踏まえ、石岡市でも外国人の児童生徒が日本語を習得するための教育を受けることができるように、その機会の確保に努めている。石岡市教育委員会でも各学校や児童生徒一人一人の状況を把握した上で、個に応じた日本語教育の指導を行っているという答弁をいただきました。  昨年は外国籍の就学児童生徒数、小学校13名、中学校6名、うち日本語教育が必要な児童生徒は小学生4名、中学生2名とのことでありましたが、現在はそれぞれ何人になりますでしょうか。お尋ねいたします。 436 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 437 ◯教育部長(吉澤房江君) お答えいたします。今年度の石岡市におけます外国籍の児童生徒でございますが、令和4年度につきましては小学生15名、中学生5名で合計20名。そのうち日本語指導が必要な児童生徒につきましては小学生10名、中学生2名、合計12名でございます。 438 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 439 ◯13番(山本 進君) ということは日本語教育が必要な児童生徒数、随分と増えています。分かりました。  昨年の質問で、学校では県のグローバルサポート事業を活用したNPO法人による日本語指導や国語の時間に別室で一人一人に適した指導を行っている。指導員の派遣は週2回、合計12から13時間程度というふうにお聞きしましたが、児童生徒数も増えています。  現在、今年はどのような体制で対応しているのでしょうか。お伺いいたします。 440 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 441 ◯教育部長(吉澤房江君) 現在の学校現場での日本語指導における現状でございますが、ただいま議員のほうからお話がございました県のグローバルサポート事業を活用した日本語指導でありますとか、別室で個別指導を実施するなどの対応ということになってございます。  具体的な部分で申し上げますと国語や算数の時間に取り出して行う個別指導、こちらでは茨城県教育委員会作成の帰国・外国人児童生徒等ハンドブックでありますとか、東京都教育委員会作成の日本語指導ハンドブックを活用してございます。  日本語の初期段階における指導では、毎日1時間取り出して学校の教員が指導を行ってございます。  また、1人1台配付されていますタブレットを利用しまして、翻訳のアプリをダウンロードしましたり、音声翻訳機などを活用しまして友達とコミュニケーションを取りながら事業を行っている学校もございます。  グローバルサポート事業を活用した場合につきましては、議員からお話ありましたように、やはり10回程度という回数の制限があることが課題としてございます。  また、学校の教職員における日本語指導につきましては、日本語指導専門の教員ではなく児童生徒の母国語を話すことができないことから、十分な支援とは言えない状況もございます。  さらに課題ということでございますのでお話ししますと、最近の学校現場では日本語が必要な児童生徒への支援だけでなく、日本語での会話が難しい保護者に対しての支援も課題となっているところでございまして、学校から保護者に対しての重要な連絡についてはNPO法人やボランティアの方に協力を依頼しまして通訳などの協力をいただくこともございます。  しかし、緊急時の連絡については保護者に内容を正確に伝えるのが難しいケースも出てきております。  このようなケースでは先ほど児童生徒の日本語教育に活用していますような音声翻訳機や翻訳のアプリ、こちらを活用したりして対応している状況でございます。 442 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 443 ◯13番(山本 進君) 詳しい説明ありがとうございました。NPO法人といいますか、県のグローバルサポート事業は昨年同様活用しているわけですけれども、外国人児童生徒に対する個別指導の中身が昨年伺ったときよりも大分充実してきているかなという印象を受けました。  タブレットの活用、自動翻訳機の活用なども併せて伺いましたので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  ただ、児童生徒への支援ばかりでなくて、日本語を話せない保護者に対しても支援が必要な家庭があると、これはNPOに依頼して対応することもあると。しかし、緊急の連絡内容を保護者に確実に伝えるのは難しいケースもあるといったようなことを今伺いました。  難しい問題で、現場の先生方のご苦労がしのばれるところでありますが、何とかこうした状況が少しでも改善されないかと思いましてご支援したいと思いますが、先ほど専門性を有する教員の配置がないということですが、今後、この専門性を有する教員を配置するという考えはありませんでしょうか。お伺いいたします。 444 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 445 ◯教育部長(吉澤房江君) ご答弁申し上げます。専門性を有する教員の配置でございますが、現在のところ県の教職員の配置基準等によりまして、特別に教員を配置することができない状況となってございます。  今後、教育委員会としましては、専門性を有する教員の配置ではなく市の国際交流ボランティア団体や近隣市町村の関係団体とも連携を図りまして、児童生徒の母国語を話せるボランティアの方を在籍する学校に派遣できる体制づくりにも努めていきたいなと考えてございます。 446 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 447 ◯13番(山本 進君) 分かりました。国際交流団体に協力を仰ぐということについては、後ほどまた、触れさせていただきますけれども、昨年もお話ししましたが、文化庁は外国人児童生徒に教育支援を行うために拠点校、日本語教室、日本語サポートセンターなどの拠点的な機能の整備を呼びかけております。  石岡市単独での整備が難しければ、広域で連携して計画を進めてはいかがと思いますが、この点、いかがでしょうか。ご答弁願います。 448 ◯議長(菱沼和幸君) 教育部長・吉澤君。 449 ◯教育部長(吉澤房江君) 専門の拠点校または日本語サポートセンターの整備に関するご質問かと思いますが、現在のところ増えてはございますが、本市における日本語指導が必要な児童生徒は各学校のほうそれぞれ分かれておりまして、なかなか拠点校というところまではいけない状況でございますので、早急に拠点校であるとか、日本語サポートセンターを整備する計画というのは現時点ではございません。  しかし、令和4年度なんですが、1校当たり6名以上の在籍があれば日本語指導教室の開設でありますとか、担当教諭が1名配置されるというようなこともございますので、日本語指導が必要な児童生徒数、こちらを引き続き確認をしながら今後の日本語指導教室の開設については検討してまいりたいと考えてございます。  また、配置することができない場合につきましては、繰り返しになりますけれども、国際交流ボランティア団体との連携を図りましてボランティアの方を学校に派遣できる体制づくりなども行っていきたいと考えてございます。 450 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 451 ◯13番(山本 進君) 現在の取組、よく分かりました。  外国人児童生徒に対する教育支援、本当に難しい課題に向き合っていることはよく分かりました。  ここで、もしできましたら教育長職務代理者から外国人教育の機会の充実や日本語教育の質の向上などについて総括的にご見解を伺えたらと思いますが、いかがでしょうか。 452 ◯議長(菱沼和幸君) 教育長職務代理者教育委員・井坂君。 453 ◯教育長職務代理者教育委員(井坂まち子君) お答えいたします。部長の答弁にもありましたけれども、石岡市におきましても年々外国籍の児童生徒は増加傾向にあります。  それに伴い、学校において日本語指導が必要な児童生徒も増えてきております。  日本語指導が必要な児童生徒を含め、外国籍の子どもたちが日本語を習得し、安心して学習に取り組むことができるよう学校における日本語の初期指導の充実や関係団体との連携を図りながら支援体制の充実に努めてまいります。 454 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 455 ◯13番(山本 進君) ご答弁ありがとうございました。よろしくお願いいたします。  質問通告の2点目、石岡市の多文化共生社会実現に向けた今後の取組や仕組みづくりと目標、将来像について伺います。 456 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 457 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。令和4年度リーディングプロジェクトにもございますように石岡市では外国人住民が地域の一員として安心して暮らし、ともに活躍できる社会を目指して、仮称でございますが、多文化共生推進行動指針の策定に向けて、今年度関連部署の係長、課長補佐職11名で構成いたします石岡市多文化共生推進指針庁内検討委員会を立ち上げまして取り組んでいるところでございます。  指針策定後は具体的な実施事業ごとに将来像を定め、多文化共生社会の実現を目指してまいりたいと考えてございます。
     以上でございます。 458 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 459 ◯13番(山本 進君) その目標と将来像も併せてご答弁いただけますか。 460 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 461 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。現在指針策定に向けて取り組んでいるところでございますが、外国人住民の課題を踏まえた内容を盛り込むほか、多文化共生に向けて日本人住民と外国人住民が共に理解し合う環境づくりなどが必要になってくると考えてございます。  今後、多文化共生社会を進めていくためには、市内の国際交流団体のご協力が欠かせないものと考えてございまして、その役割なども踏まえまして指針策定を行ってまいりたいと思っております。  以上です。 462 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 463 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。  作成に向けて指導した多文化共生推進行動指針、この素案では国のプランを踏まえて、コミュニケーション支援、生活支援、意識啓発と社会参画支援、地域社会活性化の推進やグローバル化への対応という4つの課題を施策の視点として12の基本施策と39の実施事業を検討していると、このように聞き及んでおります。  庁内検討委員会やいずれ審査を付託されるであろう市議会、所管委員会においても地域の実情を正しく捉えながら活発な議論がなされて、実効性の高い指針が策定されるように大いに期待をいたします。  また、目標達成、目指す将来像を実現するためには市内の関係団体、企業等の協力も不可欠であると思います。この際、行政との協力団体との役割分担などもより明確にしていくことが求められると思います。  改めて執行部の見解を伺います。 464 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 465 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。協力団体、関係団体との連携や協議についてご答弁申し上げます。  市内には国際交流推進の活動を行う民間団体が複数ございまして、これまでもくらしの便利帳や防災ハンドブックの翻訳にご協力をいただいてございます。  また、国際交流推進の活動を行う民間団体で組織されます石岡市国際交流団体連絡協議会を設置してございまして、外国人住民の現状などにつきまして情報提供や国際交流施策に関する提案、助言などをいただいてございます。  今後もこれらの団体の役割は大きく、市との連携、協働により多文化共生社会を推進してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 466 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 467 ◯13番(山本 進君) 最後に協力団体、関係団体との連携、ただいまご答弁ありましたが、そのことについてお尋ねする前に、この指針作成のスケジュールをお伺いします。 468 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 469 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。庁内の検討委員会でございますけれども、これまで2回開催してございます。  今後につきましては、1月に第3回目を開催いたしまして指針案の協議を行う予定でございます。  最終的には年度内の策定を目指して開催してまいります。  以上でございます。 470 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 471 ◯13番(山本 進君) 年度内の指針完成を待って期待をいたしたいと思います。  協力団体、関係団体との連携や協働についてですが、石岡市国際交流団体連絡協議会の構成団体から様々な提案がなされております。これらの提案に対する執行部の考えをお尋ねしていきたいと思います。  まず、石岡市にも国際交流協会が必要である。行政が主導あるいは後押しして国際交流協会を立ち上げてほしいということです。  平成28年にも私は申し上げております。地域における多文化共生プラン、総務省の通知にある市町村の役割では、各主体の連携、協働ということで市町村の外国人住民施策担当部局、これは石岡市でいえば市長公室政策企画課ということですが、外国人住民施策担当部局及び国際交流協会が中心的な役割を担い、市町村レベルでどのようなリソースが存在しているかについて情報共有した上で関係するNPO、NGO、その他の民間団体が連携、協働を図るための協議の場を設けることとあります。このことからも、私も石岡市には国際交流協会がどうしても必要だと思うのであります。  全国各地には自治体が中心になって設立された国際交流協会がたくさんあります。お隣の小美玉市にも、かすみがうら市にも国際交流協会があります。活発に活動しています。国際交流協会が石岡市に設立され、安定的に運営することができるようになれば、国際交流協会が県、市、民間ボランティア、各種団体、企業、事業者、その他様々な関係団体をつなぐ多文化共生のコーディネーターとなって大いにその役割を果たすことが期待できるわけであります。  さらに国際交流協会の構成員がそれぞれの専門性を高め、モチベーションを高めるとともに、スキルアップして地域の国際化の現場で様々な課題により的確に取り組んでいくことができる。そして、地域の多文化共生推進の牽引者になってくれるものと確信いたします。国際交流協会設立に向けて、ぜひ執行部の後押しをお願いできればと思います。執行部の見解を伺います。 472 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 473 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。多文化共生の実現には行政と民間団体の双方がそれぞれの役割を担い、また、補い合うことが必要であると考えてございます。  現在設置しております石岡市国際交流連絡協議会におきまして、市の多文化共生を進めるために必要な市と民間団体、それぞれの役割や分担、連携の在り方につきまして協議などを進めまして、国籍、文化、言葉の違いを乗り越えた地域づくりを行っていかなければならないと考えてございます。 474 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 475 ◯13番(山本 進君) 今日に限らず再三私がお願いしておりますこの国際交流団体連絡協議会をできるだけ早く格上げして、国際交流協会設立に向けて行政の、石岡市の後押しをお願いしたいと思います。繰り返しお願いいたします。  連携、協働について2つ目の提案は、石岡市は国際姉妹友好都市を持つべきであるということであります。  自治体の姉妹都市提携、姉妹都市交流の意義について、ここで私があれこれと論じようとは思いませんが、地域社会における国際交流環境の整備は自治体の重要な責務です。  現在全国の自治体の国際事務は、姉妹都市提携による交流と多文化共生が大半を占めていると言われています。  姉妹提携は実際に文化的、教育的、行政的、経済的に大きな効果をもたらします。  地域の多文化共生を着実に、効果的に推進していくためにも石岡市もぜひ姉妹都市提携を検討いただければと思います。執行部の見解を伺います。 476 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 477 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。現在石岡市と姉妹都市を結んでいる都市などはございません。  今後につきましては、イベントなどを通じまして交流を深め、その結果、姉妹都市などということで結ぶことができればと思ってございます。  以上でございます。 478 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 479 ◯13番(山本 進君) 姉妹都市提携、先ほどの国際交流協会設立と併せてぜひ石岡市の後押しをお願いしたいと思います。  次の提案は多文化交流センター、名前はこれに限ったわけではないんですが、多文化交流センターの設置です。  市長公室長も先ほど冒頭答弁で、これまでの課題として日本人住民と外国人住民あるいは外国人同士が日常的に交流できるスペースの確保が強く求められると、このように答弁されています。  これこそまさに市内の国際交流団体が長い間、繰り返し石岡市に要望してきたことです。  実現すれば市民の交流機会の確保ができることはもとより、国際交流団体の活動拠点として有効に活用され、中でも現在行政がボランティア団体に全面的に協力をお願いしている日本語教室も安定的な運営が可能になるなど様々な課題が一気に解決されるのではないかと考えます。  交流スペースの確保、執行部はこの課題をどのように解決していきますか、お尋ねいたします。 480 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 481 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。今後ますます外国人住民が増えていくことが予想され、また、外国人住民が地域の一員として活躍されることが期待される状況の中、コミュニケーション支援を支える日本語教室の重要性も増していると考えてございます。  令和元年度には日本語教育の推進に関する法律が施行され、地方公共団体の責務として地域の実情に応じた施策の策定、実行を行うことが求められております。  日本語教室は今後の地域づくりに欠かせない重要な取組と認識してございますので、日本語教室の運営に支障を来さぬよう団体の皆様のお声に耳を傾けまして、行政として支援を行ってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 482 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 483 ◯13番(山本 進君) 日本語教室の支援のポイントは、交流センターの確保を申し上げているんですけど、今の答弁ではこの課題、どのように解決していくかというお答えいただけませんでした。  再度、確認の意味でご答弁いただけませんでしょうか。 484 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 485 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。現在日本語の国際交流団体におきましては、公民館を活用して日本語教室などを実施していただいているところでございます。また、庁内協議など進んでいない状況でございますので、具体な答弁につきましては、申し訳ございません。 486 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 487 ◯13番(山本 進君) 長い間の課題です。ぜひ交流のスペース確保に努めていただきたいと思います。  協力団体との連携、協働について、幾つか提案させていただきました。  以上3点、提案と要望は申し上げたんですが、1つだけ追加をさせていただきたいと思います。  現在石岡市では市長公室政策企画課が外国人住民の包括的な相談窓口となっていると思いますが、相談したいことがあって市庁舎を訪れる外国人には、その窓口が分かりにくくてなかなか2階の政策企画課までたどり着けない、協力団体の人たちも上手に案内ができないという声が聞こえてきます。  執行部にはこれに応える考えがありますでしょうか。お尋ねします。 488 ◯議長(菱沼和幸君) 市長公室長・門脇君。 489 ◯市長公室長(門脇 孝君) ご答弁申し上げます。議員ご提案の件につきましては、ワンストップの窓口という観点かと思いますけれども、関係部局などと調整をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 490 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 491 ◯13番(山本 進君) 本当は国際課というような名前がついた部局があればいいんですが、国際課の新設してほしいなどとは申し上げませんけれども、石岡市にも国際事務を所掌する部署があるわけですから石岡市多文化共生推進指針庁内検討委員会、ここで様々協議される中で、今私のほうからお願いしました来庁する外国人が迷わずに政策企画課というか、ワンストップの窓口へたどり着くことができるようにいずれ何らかのアイデアを出していただけたらいいなと、このように思います。  ここで最後に市長から総括的に石岡市の多文化共生についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 492 ◯議長(菱沼和幸君) 市長・谷島君。                  〔市長・谷島洋司君登壇〕 493 ◯市長(谷島洋司君) お答えいたします。社会や経済のグローバル化が進む中、現在では約1,000人の外国人住民が石岡市で生活をしております。  外国人住民が安心して地域で暮らし、地域の一員として活躍できる環境を整えていくことは非常に重要であると考えております。  日本語教育の推進をはじめとして、日常生活及び社会生活を安心して送っていただくための様々なサポートの重要性を踏まえ、今後、多文化共生推進行動指針を策定し、指針を基に取組を行っていくことになろうと思います。  国籍のほか、価値観や考え方などの違いにかかわらず、一人一人が活躍し、互いの生き方や文化の理解を深め、認め合うことで誰もが幸せに暮らすことができる共生社会に向けて、関係者、関係団体と連携しながら取り組んでまいります。  市長公室長から話がございました議員提案の交流の場というお話がございましたが、市内在住外国人の皆さんや国際交流連絡協議会の皆さんが集ってお互いの交流をするための例えば国際交流祭りとか、国際交流イベントとか、そういうまずソフトの面で枠組みをつくっていきながら、アフターコロナを見据えてそういう連携が強化できないか、検討してまいりたいと思います。 494 ◯議長(菱沼和幸君) 13番・山本 進君。                 〔13番・山本 進君登壇〕 495 ◯13番(山本 進君) ありがとうございました。  以上で私の質問を終わります。 496 ◯議長(菱沼和幸君) 本日の一般質問はこの程度にいたしたいと思います。  以上で本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明12月7日定刻午前10時から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。  お疲れさまでした。
                      午後 4時59分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...